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身体のケア

神経痛に効果的なアロママッサージ_ラベンダーが癒す糖尿病神経障害

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【神経痛に効果的なアロママッサージ】ラベンダーが癒す糖尿病神経障害についてご紹介します。

さまざまな原因によっておこる神経痛。痛みやしびれ、ときには触れた感覚が鈍くなってしまうことも。そんなときはアロマテラピーを使ったマッサージでケアすることがおすすめ。アロマテラピーで用いられるアロマオイルには、心地よい香りと有効成分によって、神経痛を癒す作用が認められた研究があります。簡単に自宅でできるアロママッサージをご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

神経痛を癒すラベンダーのアロマオイル

 

アロマテラピーは海外において医療と用いられる国があるほど、世界中の人たちに広く愛されてきました。その作用は心地よい香りで人々を癒すだけでなく、オーガニックの有効成分を活用して、香りだけでも骨折の痛みを緩和させたり、手術の痛み、関節痛を緩和するほど。そのなかでもラベンダーのアロマオイル(精油)を用いたアロママッサージを行うことで、神経がダメージを受けることで引き起こされる、神経痛を緩和した研究報告があります。

 

神経痛に対するアロマテラピー研究

糖尿病性神経障害を有する患者75名を対象に、ラベンダーのアロマオイルを用いたアロママッサージを行う群、アロマオイルを使用せずにマッサージを行なった群、何も行わないコントロール群での、痛みのスコア、神経障害性疼痛のスコア、生活の質のスコアを比較検討した。アロママッサージは就寝前に毎晩10分間、1ヶ月間行われ、3%濃度に希釈されたラベンダーオイル2.5ccを使用した。

結果としてラベンダーのアロマオイルを用いた群において、その他の群と比較して、痛みのスコアと神経障害性疼痛のスコアを有意に減少させる効果が認められた。また4週間後の生活の質においては有意な改善が認められた。

 

ラベンダーの痛みへの作用

アロマテラピーの万能精油ともよばれ、多くの人に親しまれているラベンダー。なかでも真正ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)の品種は、爽やかな甘酸っぱい香りが特徴で、もっともラベンダーらしい香りと称されます。ラベンダー・アングスティフォリアは、鎮痛作用を持った有効成分が含まれており、マッサージとして用いることで有効成分を浸透させ、痛みを緩和させてくれます。そのほかにもラベンダー・アングスティフォリアには、香り成分であるリナロールや酢酸リナリルの成分を多く含んでいるため、自律神経を整えて、心を落ち着かせることでも痛みを癒す作用を持っているとされています。ラベンダーのアロマオイルは直接的に痛みを緩和されるために働きかけるとともに、香りによって痛いと感じる心を穏やかにする作用があり、さまざまな角度から痛みへとアプローチしてくれるのです。

 

ラベンダーの心への作用

癒やしの香りの代表格でもあるラベンダーのアロマオイルは、不安やストレス、憂鬱な気分、イライラしてしまう気持ちに癒しを与え、気持ちをリラックスさせてくれる作用に優れています。リラックス作用は多くの研究でも効果が認められており、甘酸っぱい香りで安眠へと導いてくれる嬉しい効果も。その理由として幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」や「セロトニン」を増やす作用が関与しているともされており、心とカラダへと優しく働きかけ、心身のケアとしてピッタリのアロマオイルのひとつです。心地よい眠りをサポートしてくれるため、夜のリラックスタイムに使うと良いでしょう。

 

 

ふみや
ふみや

アロマテラピーは日本では治療として使うことができませんが、ご紹介した研究ではアロママッサージを開始して、2週間後から神経痛の緩和効果が認められました。また副作用がなく患者さんの生活の質を向上されることができたことからも、神経痛のケアの補完的な方法として使うことがオススメです

 

 

 

 

神経痛がおこる原因とは?

 

さまざまな原因で引き起こされるとされる神経痛。末梢神経が圧迫されることで起こる痛み、炎症で刺激された部分の神経にそって起こる痛み、病気による神経の痛みを総称して神経痛といいます。代表的な神経痛として、こめかみから目、あご、頬などの、顔におこる痛みである三叉神経痛、肋骨に沿っている神経に痛みを生じる肋間神経痛、腰から足にかけて伸びる神経におこる坐骨神経痛があり、それらは40代以上に多く、日本では約600万人以上の患者さんがいるとされています。

 

神経痛の原因

病気や日常生活が原因で神経痛がおこるとされており、帯状疱疹によって神経細胞がダメージを受けたり、糖尿病による神経障害、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によって神経が圧迫されることで神経痛が起こります。日常生活ではストレスやカラダの冷えによって、痛みに対する感受性を高め、神経痛を引き起こしたり悪化させる原因になることが知られており、加齢にともなって脊柱管が変形してしまうことでも、神経を圧迫し神経痛があらわれることもあります。

 

糖尿病神経障害

糖尿病によって引き起こされる神経障害のことです。血糖値が慢性的に高い状態が続くことによって、ソルビトールという神経に障害を起こす物質が神経細胞に蓄積することによって、神経痛を引き起こすと考えられています。主には足先にジンジン、ピリピリするようた痛みやしびれが生じ、砂利を踏んでいるような感覚や、薄い皮が張り付いているような感覚が生じることがあります。また進行すると手指にも痛みやしびれがあらわれます。

 

ふみや
ふみや

神経痛のケアにはカラダだけでなく、ストレスを軽減するなどの心のケアも大切です。神経痛には重大な病気が隠れている可能性もありますので、医療機関を受診して医師に相談するようにしましょう

 

 

 

 

 

神経痛緩和に効果的なアロママッサージ

 

ラベンダーのアロマオイル(精油)を使ったアロママッサージを行うことで、神経痛を緩和するだけでなく、痛みやしびれなどで低下してしまった、生活の質を改善する効果が期待できます。また心地よい香りはストレス、不安、憂鬱な気分に癒しを与えてくれ、心身のケアとしても優しく働きかけてくれます。ご自身でアロマオイルとキャリアオイルをブレンドしてマッサージオイルを作っても良いですし、ラベンダーがブレンドされているマッサージオイルを購入しても良いでしょう。夜のリラックスタイムに、痛みやしびれがある部分を中心に、優しく10分間マッサージしてあげてください。

 

アロママッサージオイルの作り方

ガラス瓶にスウィートアーモンドオイルなどのキャリアオイル20mlをいれ、ラベンダーのアロマオイル12滴を加えて軽く混ぜ合わせるだけで、簡単に3%濃度のアロママッサージオイルを作ることができます。アロマオイルをキャリアオイルにブレンドすることによって、アロマオイルの有効成分をしっかりと身体に浸透させることができますので、キャリアオイルと混ぜて使うようにしましょう。またアロマオイルは「精油」もしくは「エッセシャルオイル」と記載された良質なオイルを選ぶようにしてください。100円均一などで販売されているアロマオイルは、合成香料が使用されているため、精油本来の有効成分が入っていません。私のおすすめとしては「プラナロム/健草医学舎」のアロマオイルが良いと思います。プラナロム/健草医学舎はオーガニックでありながら、有効成分の管理も徹底されている、高品質なアロマオイルを取り扱っているため、アロマテラピー経験者からも人気が高いブランドです。

 

 

糖尿病の方にオススメのキャリアオイル

マカダミアナッツオイル(マカデミアナッツオイル)に含まれるパルミトレイン酸は、インスリン感受性を高めることで、血糖値、悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)を低下させる効果が報告されています。パルミトレイン酸は通常食事からはごく微量しか摂取できないため、糖尿病やメタボリックシンドロームの方は、キャリアオイルとして活用する方法もオススメです。

 

マッサージオイル No.111

プラナロム/健草医学舎から販売されている「マッサージオイルNo.111」は、ラベンダー・アングスティフォリア、マンダリン、プチグレン、ラヴィンツァラのアロマオイルがブレンドされたマッサージオイルです。甘酸っぱいラベンダーの香りに、柑橘系のマンダリンとプチグレンによるフレッシュな香りと、ラヴィンツァラによるスッキリとした香りが合わさり、爽やかなリラックスタイムを演出してくれます。アロマテラピーを使ったことがない人は、No.111を試してみるのも良いと思います。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「【神経痛に効果的なアロママッサージ】ラベンダーが癒す糖尿病神経障害」をご紹介させていただきました。オーガニックの有効成分を活用したアロマテラピーは、神経痛を緩和するだけでなく、痛みやしびれで落ち込んでしまった気持ちにも働きかけ、心身に癒しを与えてくれます。アロマテラピーは簡単な方法でも使うことができますので、よかったら試してみてください。ご紹介した内容が皆さんのお悩み解決に少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

研究参照:The effects of aromatherapy massage with lavender essential oil on neuropathic pain and quality of life in diabetic patients: A randomized clinical trial、マカダミアナッツオイルを使用したアロマテラピーの影響-メタボリックシンドローム予備軍へのアプローチ-

 

 

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