こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。ワキガは日本人の約10%の方々が有しているとされています。欧米人や黒人は80〜100%に対して非常に低い頻度ではありますが、臭いに敏感な日本人にとっては大きな悩みの1つです。
今回はワキガの「【ワキガの臭い対策】原因菌に抗菌効果が高いアロマオイルTOP4」をご紹介していきたいと思います。日々のワキガの臭いケアのためにも、ぜひ読んでみてください。
ワキガ原因菌に抗菌効果がある6種類のアロマオイル
アロマテラピーに使われるアロマオイル(精油)には、さまざまな菌に対しての抗菌効果が確認されています。ワキガの原因菌の一つである「ブドウ球菌」に対して、抗菌効果が研究で確認されたアロマオイルは下記になります。
- ティートゥリー
- シナモン
- タイム・チモール
- ラベンダー
- ヒノキ
- ユーカリ・ラディアタ
ワキガの原因や対策などを詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。→【アロマでワキガ対策】ワキガの原因と治療・簡単セルフチェック
【参照】「20種の精油の微生物に対する制菌効果」、「精油(ティートリーとラベンダー)の抗菌効果の検討その1」、「実用化に向けた精油の殺菌抗菌効果の解析その1. タイムレッド」
ワキガの原因菌に対するアロマオイルの抗菌効果TOP4
ご紹介した6種類のアロマオイル(精油)の中で、どのアロマオイルが効果が高いのかをご紹介していきたいと思います。3つの異なる研究であり一概に比べられませんが、目安としてとらえてください。
研究①「20種の精油の微生物に対する制菌効果」
この研究の中ではブドウ球菌に対して「シナモン」と「タイム」が最も抗菌効果が強く、その次に「ティートゥリー」であったとの結果でした。
研究②「精油(ティートリーとラベンダー)の抗菌効果の検討」
抗菌剤と比べると効果はやや劣るものの、「ティートゥリー」と「ラベンダー」は同程度の効果を示しました。2つのアロマオイルは黄色ブドウ球菌より表皮ブドウ球菌に対して高い効果を発揮。※レモン、ローズマリーはブドウ球菌に対して効果なし。
研究③「実用化に向けた精油の殺菌抗菌効果の解析 タイムレッド」
タイムレッドはタイム・チモールのことを表していますが、この実験においてタイム・チモールは抗菌剤と比べても遜色ない結果でした。アロマオイルを希釈ぜず原液を用いると、抗菌剤より72%も効果が高い結果になりました。
抗菌効果TOP4
ご紹介した研究内容をまとめると、最も効果が強い可能性が高いアロマオイルは「タイム・チモール」、次に「シナモン」、3番目に「ティートゥリーとラベンダー」になるのではないでしょうか。
【ワキガの臭い対策】アロマテラピーの使い方
ここからはアロマテラピーの使い方をご紹介したいと思います。
研究③でタイム・チモールが抗菌剤より効果が高いと結果がありましたが、タイム・チモールは効果が高いゆえに、肌への刺激性があり100%の原液では使用できません。10%以下が推奨されていますが、できれば2〜3%以下が良いでしょう。
ボディークリーム
シアバターなどのキャリアオイルに、ご紹介したアロマオイル(精油)をブレンドして、お風呂上がりなどに使う方法がオススメです。
シアバター10gにアロマオイル6滴で「3%濃度のボディークリーム」を作ることができます。ご紹介したアロマオイルだけでなく、2〜3滴はご自身の好きな香りのアロマオイルを使うと良いでしょう。市販のものであれば、プラナロムからから発売されている「アロマダームクリーム」がオススメです。ラベンダーとティートゥリーなどがブレンドされたボディークリームで、プラナロムの製品は100%オーガニックであり、品質管理も徹底されている高品質のオイルを使っているため、アロマテラピー経験者からも人気のブランドです。
デオドラントミストスプレー
デオドラント効果のあるスプレーを作り、外出先などで使う方法です。
デオドラントミストスプレーをティッシュに吹きかけ、脇の汗を拭き取ります。作り方はスプレー容器に無水エタノール2ml、アロマオイルを8滴加え、軽く混ぜた後に精製水を18ml加えたら完成です。今回ご紹介したアロマオイルを5滴加え、3滴はご自身の好きな香りのアロマオイルを使うと良いでしょう。市販のものであれば、生活の木から発売されている「シトロネラ ボディースプレー」がおすすめです。汗の量を調整するパルマローザ、抗菌作用のあるティートゥリーのアロマオイルが配合されています。
いかがだったでしょうか?
「【ワキガの臭い対策】原因菌に抗菌効果が高いアロマオイルTOP4」をご紹介させていただきました。みなさんのお悩みに少しでもお役に立てると嬉しいです。アロマテラピーも簡単な方法でも行えますので、ぜひ試してみてください。アロマオイルをお好みの香りにブレンドしたい場合はこちら→【記事まとめ】調香師が使う簡単ブレンドアロマオイルの作り方と3つのコツ