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仕事・勉強に使いたい

アロマは仕事を効率化させる!集中力を高める香りと効果がない香り

 

こんにちは、アロマ薬剤師のふみやです。

今回は複数の研究をもとに【アロマは仕事を効率化させる】集中力を高める香りと効果がない香りをご紹介していきたいと思います。忙しいビジネスパーソンにとって、仕事は効率的にしたいもの。業務時間外にもセミナーに通ったり、書籍で勉強されたりしているのではないでしょうか?アロマテラピーはそのような努力を最大限に発揮するためのサポートをしてくれます。集中力を高め、作業効率をアップさせる効果的な香りのアロマオイルと、残念ながら効果がなかった(変化がなかった)アロマオイルもご紹介しますので、アロマテラピーを間違って使わないためにも、役に立つ情報だと思います。

  • もっと効率的に仕事をしたい!
  • どのようなアロマオイルの香りが仕事に良いのか知りたい

そのような方々におすすめの記事になっていますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

集中力を高め仕事を効率化されるアロマオイルの香り

集中力を高め仕事を効率化されるアロマオイル

  • オレンジスウィート
  • ペパーミント

効率化には効果がない(変化がない)アロマオイル

  • カモマイルローマン
  • ジャスミン

 

複数の論文を参考すると上記のように分類できまます。オレンジスウィート、ペパーミントはいかにも集中力を高めてくれそうな香りです。一方で残念ながら、カモマイルローマンやジャスミンには効果がありませんでした。研究の概要と各アロマオイルの特徴をご紹介していきますので、ご興味がありましたら読んでみてください。

 

 

 

 

 

【集中力を高める】仕事を効率化されるオレンジスウィートの香り

オレンジスウィートの甘く優しい香りが、気分をリフレッシュさせることで、仕事を効率化させてくれます。実際にそのような効果がクレペリン検査を用いた研究においても認められております。クレペリン検査とは、年間70万人が実施する「能力の特徴(作業効率など)」と「性格や行動面」での特徴を検査するもので、企業の就職試験や昇格審査などに使われます。

研究内容

健常者20名(平均年齢32.7歳)を対象に、クレペリン検査を用いて15分間の作業を5分間の休憩を挟み2回おこない、その作業量と正解率を、アロマオイルの香りを使用した香り有の群10名と、香り無の群10名とで比較検討した。オレンジスウィートの香りは、ディフューザーとコットンにアロマオイルを2滴含ませたものを使用。結果としてクレペリン検査において、香り有群の回答数1回目797.5、正解率99.6%、2回目879.5、正解率99.8であり、香り無群の回答数1回目727.7、正解率99.4%、2回目823.9、正解率99.3%。香り有群は香り無群に比べ、1回目・2回目の回答数と正解率に有意な差を認めた(P>0.05)。※研究①

 

オレンジスウィート

甘く優しい香りで多くの人に親しまれるオレンジスウィートのアロマオイルは、気分をリフレッシュさせてくれ、明るく元気にさせてくれます。杏林大学の精神科医師である古賀先生が行なって研究において、オレンジスウィートの香りには、脳血流量を増加させ、脳を活発化される作用が認められました。そのような優れた作用によって、クレペリン検査でも効果的であり、仕事の効率化をするうえで心強い味方となってくれます。オレンジスウィートだけでも心地よい香りを楽しむことができますが、記憶力をアップされる効果のあるローズマリーや、ペパーミントとブレンドして使うこともオススメです。生活の木からは、オレンジやペパーミントのアロマオイルがブレンドされた「マスクスプレー シトラスミント」が発売されており、マスクをしてオフィスで仕事をするビジネスパーソンにも人気です。出社前や仕事に集中したいときなどに、シュッとひと吹きスプレーするだけで使うことができます。

 

 

 

 

 

【集中力を高める】仕事を効率化されるペパーミントの香り

ペパーミントのアロマオイル(精油)の香りには、集中力を高め仕事を効率化させてくれるだけでなく、記憶力をアップさせてくれるなど、ビジネスパーソンには嬉しい効果が多くあります。

スッキリとした爽快感のある香りは、歯みがき粉やガムなどの日用品にも使われ、馴染み深さを感じさせてくれます。ペパーミントに含まれる「メントール」の成分には、脳血流量を増加させ、覚醒作用をもたらしてくれます。そのことによって仕事を効率化させてくれたり、記憶力や注意力をアップされる研究結果などが数多く報告されています。小学6年生にペパーミントとオレンジのアロマオイルの香りを与えることによって、計算ミスが30%減少した報告などもあります。

プラナロム/ケンソーの「コンセントレート」には、ペパーミントやローズマリー、バジルなど集中力を高めるアロマオイルがブレンドされています。ここ一番!といったときに、香りを使うことがオススメです。アロマストーンに垂らして使っても良いですし、オフィスで使うときは、ティッシュやコットンに垂らして、深呼吸するように深く香りを吸い込むと効果的です。

 

 

 

 

 

仕事の疲れを癒すカモマイルローマンの香り

カモマイルローマンの甘酸っぱさのある香りは、作業効率を高める効果は認められませんでしたが、仕事の疲れを癒す効果が期待できます。

研究内容

健常者20名(平均年齢21.15歳)を対象に、クレペリン検査を用いて15分間の作業を5分間の休憩を挟み2回おこない、その作業量と正解率を、アロマオイルの香りを使用した香り有の群10名と、香り無の群10名とで比較検討した。香りはカモマイルローマンのアロマオイルをティッシュに含ませ、休憩中と2回目の検査を行うときに使用した。結果としてクレペリン検査の回答数は、両群とも1回目に比して2回目で有意に増加していたが (香り有群:768 vs 884、香り無し群:627 vs 771)、香り有群と無群での有意差は認められなかった。しかしながらカモマイルローマンの香りを使った女性において、脳波計測でのリラックス効果が確認された。※研究②

カモマイルローマン

カモマイルとは「大地のリンゴ」を意味するギリシア語から由来されています。その名の通りリンゴに似た甘酸っぱい香りが特徴のカモマイルローマンのアロマオイルは、心を落ち着かせる作用を持つ成分を多く含むことからも、不安、緊張、ストレスを優しく包み込んで癒してくれます。クレペリン検査において、作業効率を向上させる効果はありませんでしたが、優れたリラックス効果は、仕事で疲れた心身に癒しを与えてくれるため、休憩中やリラックスタイムに使うと良いでしょう。ニールズヤードからは、カモマイルローマン、ラベンダー、ネロリなどがブレンドされた、塗るタイプの「アロマパルスナイトタイム」があります。リラックスや安眠に効果的なアロマオイルが使われているので、リラックスタイムや寝る前に、手首や首筋に塗るだけで気持ちがゆるみ、次第に深い休息へと導いてくれます。コンパクトでスタイリッシュなデザインでもあるため、持ち運びにもオススメです。

 

 

 

 

心地よい眠りを誘うジャスミンの香り

優雅で甘美な香りはフローラル調の代表格とも称されるジャスミン。ジャスミンのアロマオイルには、心地よい眠りを誘う誘眠作用があり、悪夢を改善するためにも使われることがあります。高いリラックス効果があることからも、カモマイルローマンのようにリラックスタイムや寝る前に使うと、癒しを与えてくれますが、仕事中には集中力を妨げる可能性があるので避けるほうが良いでしょう。実際にパソコンの軽作業を行なった研究において、ジャスミンのアロマオイルには効果が認められませんでした。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

「【アロマは仕事を効率化させる】集中力を高める香りと効果がない香り」をご紹介させていただきました。みなさんのお悩みの解決に少しでもお役に立てると嬉しいです。オフィスやテレワークでの仕事においても、アロマテラピーは集中力を高め、仕事を効率化させてくれる心強い味方です。簡単な方法でもアロマテラピーと使うことができますでの、ぜひ試してみてください。

 

参照:研究①Vol.36 Suppl. No.2 (第44回日本理学療法学術大会 抄録集)「香りがもたらす、心身機能への効果」、研究②J. of Kyushu Univ. of Health and Welfare. 13:71 ~ 76,2012「作業ストレス負荷時におけるカモミールアロマ芳香浴の 唾液アミラーゼ活性・脳波への影響」

 

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