こんにちはアロマ薬剤師のふみやでで。今回は【湯冷めを防止するアロマバス】研究で発表された効果的なアロマオイルに関してご紹介したいと思います。
寒い季節にはゆっくりお風呂に入って身体を温めたいものですが、湯冷めしてしまうことでお困りの方も多いのではないでしょうか?いつものお風呂をアロマバスにすることによって、湯冷めを防止してリラックス効果をプラスすることができます。アロマバスの方法もご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。
【湯冷めを防止する】効果的なアロマオイル
ラベンダーのアロマオイル(精油)を使ったアロマバスは、アロマオイルを使わない入浴より体温の維持効果が優れていた研究結果があります。
ラベンダーのアロマオイルを使うことによって、交感神経を抑えて身体をリラックスさせることで末梢血管の拡張、皮膚の血流を増やし体温を上昇させる効果が確認されたのだと考えられます。ラベンダーのアロマバスは身体を温めるだけでなく、安眠にもよい成分が含まれているので心地よい眠りもサポートしてくれる素晴らしい入浴方法なのです。
【湯冷めを防止するアロマバス】研究内容
ここではラベンダーのアロマオイル(精油)を使用した研究論文の内容を簡単にご紹介したいと思います。研究論文をもとにアロマテラピーの使い方を次の項目でご紹介しています。
研究内容
健康20代男女8名を対象にラベンダーのアロマオイルを使って入浴した群と、アロマオイルを使用しないで入浴した群での平均皮膚温を比較検討した。アロマバスの方法はお湯150Lに対して、乳化剤20mlにアロマオイル5mlを加え15分間入浴を行なった。
結果としてアロマオイルを使用した群で、入浴中の女性の平均皮膚温、出浴後の女性・男性の平均皮膚温を、アロマオイルを使用しない群と比較して上昇・維持させる効果が確認された。
参照:皮膚温から見たラベンダー湯入浴のリラクセーション効果
研究の補足
ご紹介した研究では皮膚の温度を4つの部位で測定しており、60分後までアロマオイルの体温上昇効果が維持されている部位がありました。また同じような研究においてアロマバスには心拍数を低下させリラックス効果が確認されています。
【湯冷めを防止するアロマバス】の効果的な使い方
ここからはアロマバスの使い方に関してご紹介したいと思います。アロマバスは誰でも簡単に作ることができますので、ぜひ試してみてください。
アロマバスの作り方
【用意するもの】
- 乳化剤:20ml
- アロマオイル(精油):10滴
- ガラス容器(20ml用)
【作り方】
- ガラス容器に乳化剤を入れる
- ガラス容器にアロマオイルを加え、軽く容器振る
【ポイント】
- 入浴2〜3回分になります。
- アロマオイルを15〜30滴程度まで増量可能
オススメのブレンド
アロマオイルを10滴ブレンドする場合は、ラベンダーオイルを6滴にお好きな香りのアロマオイル4滴ブレンドすることがオススメです。湯冷めを予防してリラックス効果が期待ができるとともに、お好きな香りのアロマバスにすることができる配分になっています。香りのブレンド方法がわからない場合はこちらの記事を参考にしてみてください→【記事まとめ】調香師が使う簡単ブレンドアロマオイルの作り方と3つのコツ
アロマバスの注意点
乳化剤とはバスオイルのことでアロマオイルをお湯に均一に混ぜる作用があり、肌に直接アロマオイルが触れることを防いでくれます。サイトによってはお風呂にアロマオイルを直接入れる方法をご紹介していますが、肌トラブルの原因となることがありますので、乳化剤もしくはキャリアオイルで希釈してから使うようにしてください。アロマバスの詳しい注意点やキャリアオイルでのアロマバスの作り方はこちらを参考にしてみてください→いつものお風呂を効果的に!簡単手作りアロマ入浴剤の作り方
オススメのバスオイル
プラナロム/ケンソーの「ケンソーバスオイル」など、アロマ雑貨店ではアロマオイルがブレンドされていないプレーンのバスオイル(乳化剤)を購入することができます。プラナロム/ケンソーのバスオイルは品質も高く、肌に優しいオレス-5が使われているのでオススメです。
プラナロム/ケンソーから発売されている「ハピネス」は、ラベンダーやレモングラス、イランイラン、マンダリンなどのアロマオイルがブレンドされたバスオイルです。幸福感を感じさせるフローラルで優しい香りが、いつものお風呂を至福の時に変えてくれます。アロマテラピーをやったことがなかったり、アロマオイルをお持ちでない方はハピネスを使ってみて、アロマバスがいいなと思ったらいろいろなアロマオイルを購入されるのも良いと思います。
いかがだったでしょうか?
「【湯冷めを防止するアロマバス】研究で発表された効果的なアロマオイル」をご紹介させていただきました。湯冷めしてしまってお困りのみなさんに少しでもお役に立てると嬉しいです!アロマバスは簡単に作ることができますので、ぜひ試してみてください。