スポンサーリンク
身体のケア

アトピーを癒すアロマオイル_4種類のレシピが原因とかゆみに効果的

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【アトピーを癒すアロマオイル】4種類のレシピが原因とかゆみに効果的をご紹介したいと思います。

強いかゆみ、赤みのある湿疹などの症状がおこるアトピー性皮膚炎。幼い頃に発症し治っていく傾向がありますが、成人になっても治らない人や、大人になってからアトピー性皮膚炎になる人が増えています。そんなときにはアロマテラピーがオススメ。アロマテラピーで用いられるアロマオイルには、アトピー性皮膚炎の原因やかゆみに効果的であり、さまざまな研究論文が発表されています。簡単なアロマテラピーの使い方をご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

アトピーを癒すアロマオイル〜4種類のレシピ〜

 

オーガニックの有効成分が詰まったアロマオイル(精油)は、心地よい香りで癒しを届けてくれるだけでなく、有効成分がアトピー性皮膚炎のかゆみ、アレルギー、炎症を抑えるために働きかけてくれます。そんな心とカラダのケアとして用いたいオススメのアロマオイルは、パチュリー、カモマイルローマン、カモマイルジャーマン、スギの4種類です。

 

アトピーの原因やかゆみに効果的なアロマオイル

  • パチュリー
  • カモマイルローマン
  • カモマイルジャーマン
  • スギ

 

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎の原因とは?

 

アトピー性皮膚炎は「湿疹」と「かゆみ」が主な症状であり、良くなったり悪くなったりをくり返す、皮膚に炎症がおこる病気です。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎などのアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に発症しやすいことが特徴で、多くの場合は子供のころに発症して思春期前に軽快します。しかし最近では大人になってもアトピー性皮膚炎が治らない人や、大人になってからアトピー性皮膚炎になる人が増えており、アトピー性皮膚炎の患者さんのうち44%が成人ともされています。

 

アトピー性皮膚炎ができやすい部位

赤みのある湿疹、プツプツと盛り上がりのある湿疹、ジクジクと水分の多い湿疹、ゴツゴツしたしこりのような湿疹がよくみられ、掻くことによって皮膚が厚くゴワゴワした状態になったり、かさぶたができたりします。湿疹ができやすい部位は個人差がありますが、顔、耳や首回り、わきの下、ひじの内・外側、ももの付け根、ひざの表・裏側などに多くみられます。

 

アトピー性皮膚炎の悪化要因

アトピー性皮膚炎では「皮膚のバリア機能」が弱まっているため、外部の異物が簡単に皮膚の中まで入り込みやすい状態になっています。汗、髪の毛の接触、衣類との摩擦、掻破による刺激でかゆみを感じたり、外用薬、化粧品、金属、シャンプーやリンスなどによるかぶれ、ダニ、ほこり、雑菌、花粉、ペットの毛などによっても症状が悪化することがあります。またそれらを吸入したり、食物を食べたり、ストレスを感じたときにも症状が悪化することがあるとされています。

アトピー性皮膚炎の対策

アトピー性皮膚炎は早期に診断し治療を行うことが重要です。強いかゆみを伴う湿疹が長く続く、肌がカサカサしている、良くなっては再発を繰り返す、このようなときは皮膚科や専門医を受診するようしてください。

スキンケア

アトピー性皮膚炎では、肌のバリア機能が低下してしまっているため、肌を清潔に保ち、乾燥から守ることが大切です。私たちの肌には汗、ほこり、雑菌など多くの汚れがついているため、石鹸をよく泡だて、強くこすらないように優しく体を洗って肌を清潔に保ちます。また肌が乾燥していると外部からの刺激を受け、かゆみを感じやすくなってしまうため、入浴後にはしっかりと保湿剤を使うなどして乾燥を防ぐようにしましょう。

悪化要因への対策

ダニやほこりなどによっても、アトピー性皮膚炎の症状が悪化してしまうため、こまめな掃除と換気も効果的です。1日1回は掃除機をかけるのが理想で、エアコンのフィルターや、家具の上、カーテンの掃除をするなどして、悪化原因を取り除くように心がけましょう。

ストレスケア

成人のアトピー性皮膚炎を悪化させる原因として、心理的ストレスが関係していて、ストレスが自律神経や免疫系を乱すことで、かゆみを強くするとされています。またアトピー性皮膚炎によって、人目を気にしてふさぎこんでしまったり、病気が心配になったり、かゆみがストレスの原因ともなることによって、症状がさらに悪化する悪循環が生まれてしまいます。そのためアトピー性皮膚炎では、ストレスをためずに心のケアを行ってあげることも大切です。

 

ふみや
ふみや

アロマテラピーはダニの対策にも効果的です。家を清潔に保つためにもこちらの記事も参考にしてみてください→【アロマでダニ対策】研究で効果があったアロマオイルのダニよけスプレー

 

 

 

 

アロマテラピーがアトピーに効果的な理由

 

「湿疹」と「かゆみ」をともなうアトピー性皮膚炎。アロマオイルに含まれるオーガニックの有効成分が、アレルギーや炎症を抑えるために働きかけ、心地よい香りでストレスを和らげてくれます。心とカラダへのアプローチを行ってくれるアロマテラピーは、アトピー性皮膚炎にたいして心強い味方となってくれるのです。一部の研究ではアトピー性皮膚炎の炎症をおこす、TARCとよばれるケモカインを抑制する効果が報告されており、46種類のアロマオイルを比較したところ、パチュリー、カモマイルローマン、カモマイルジャーマンに優れた効果が認められています(※研究参照)。

 

パチュリー

藿香(カッコウ)、広藿香ともよばれるインドネシア原産のパチュリー。古くから漢方にも用いられ、胃腸を整える、風邪症状、発熱、頭痛、嘔吐などに対して使用されてきました。甘くオリエンタル調の香りとハーブのような香りを併せ持ち、香水の香料にも使用されるパチュリーのアロマオイル。その香りで不安やストレスを和らげ、気を使いすぎる人の気持ちを安定させてくれます。炎症やかゆみを抑える作用に優れており、傷や荒れた肌の修復にも役立ちます。アトピー性皮膚炎にたいして、心とカラダに嬉しいアロマオイルのひとつです。

 

 

カモマイルローマン

古くから薬草としても使われてきたカモマイル(カモミール)は「大地のリンゴ」というギリシア語に由来しており、その名の通りリンゴに似た甘酸っぱさを持った心地よい香りが特徴的です。神経のバランスを回復させる作用があり、海外ではうつ病や精神疾患に用いられるほど優れた作用を持っています。カモマイルローマンは緊張やイライラによる精神的なストレスを緩和する作用を得意としており、ストレスによってかゆみを感じる人にオススメのアロマオイルです。またカモマイルには保湿作用があることが研究によっても報告されており、炎症を抑えながらも保湿してくれる優れものです。

 

 

カモマイルジャーマン

カミツレともよばれ、白く小さな花から採油されるカモマイルジャーマンは、甘酸っぱいリンゴの香りに、干草のような香りがします。カモマイルジャーマンには「カマズレン」とよばれる、抗炎症作用、抗アレルギー作用に非常に優れた成分をもっており、アロマオイルはカマズレンによって染められた濃いブルーの色が特徴的です。その優れた作用は古くから薬草として用いられ、アレルギー性皮膚炎のかゆみ止めや、肌荒れのスキンケアとしても愛用されてきました。保湿作用も併せ持つ嬉しい作用を持つアロマオイルです。

 

 

スギ

北海道から屋久島まで幅広く生息する日本人にも馴染み深いスギ。そのアロマオイルにも森林浴を思わせる爽やかな香りがあり、揺らいだ心を落ち着かせてくれます。アトピー性皮膚炎の患者さんに対して、スギのアロマオイルを塗布したところ、20分後には80%の患者さんでかゆみが緩和したとの研究報告があるほど。リラックス、リフレッシュにも使いたい心地よい香りは、安眠に導いてくれる嬉しい作用もあり、眠れない夜にも活躍してくれます。

 

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎に効果的なアロマテラピーの使い方

 

アロマテラピーの使い方

アロマディフューザーなどでアロマオイルの香りを楽しむことはもちろん、保湿作用のあるキャリアオイルやローションにブレンドして、スキンケアとして使うことも効果的です。アロマテラピー経験者であれば、ご自身でキャリアオイルやローションにアロマオイルを加えて、トリートメントオイルを作ることができますが、アロマテラピーを使ったことがない人は、ご紹介したアロマオイルが含まれる商品を購入して使うほうが良いでしょう。また購入した商品が肌に合うか、アレルギー反応が起きないかなど、パッチテストをしてから使うようにしましょう。

 

 

プラナロム/健草医学舎 「Sタイプ」

プラナロム/健草医学舎から販売されているSタイプのマッサージオイルには、ティートゥリー、カモマイルジャーマン、ラベンダーなど5種類のアロマオイルがブレンドされています。アトピー性皮膚炎に効果が認められた研究があるティートゥリー、カモマイルジャーマンが炎症やかゆみを鎮めるために働きかけてくれ、赤ちゃんから高齢者まで使えるように、優しい香りに仕上がっているため、アロマテラピーを使ったことがない人にオススメです。プラナロム/健草医学舎はオーガニックでありながら、有効成分の管理も徹底した高品質なオイルを扱っているため、アロマテラピー経験者からも信頼の厚いブランドです。リラックスタイムのマッサージ、お風呂上がりのスキンケアとして使うと良いでしょう。

 

生活の木 「エルブデュレ モイスチャーローション」

エルブデュレは生活の木オリジナルのオーガニックスキンケアブランドです。なかでもエルブデュレ モイスチャーローションは、乾燥肌向けにヒアルロン酸が配合されており、カモマイルローマン、ベルガモット、ゼラニウムなど、ほんのり甘く優しい香りを奏でるアロマオイルがブレンドされています。プラナロム/健草医学舎のSタイプと同じように品質にこだわっている商品です。お風呂上がりの保湿剤として使うと良いでしょう。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「【アトピーを癒すアロマオイル】4種類のレシピが原因とかゆみに効果的」をご紹介させていただきました。オーガニックの有効成分を活用したアロマテラピーは、アレルギー性皮膚炎で悩む人の肌と心のケアとして心強い味方となってくれます。簡単な方法でもアロマテラピーは使うことができますので、よかったら試してみてください。ご紹介した内容が皆さんのお役に立てると嬉しいです。

 

 

 

参照:皮膚恒常性維持に寄与する精油の選抜,および,パチュリの遺伝子発現への影響検証と細胞内への送達の試み、スギ葉精油のアトピー性皮膚炎に起因する「かゆみ」抑制効果の検証

 

タイトルとURLをコピーしました