こんにちは、アロマ薬剤師のふみやです。今回はかゆい毛虫皮膚炎に対して、アロマオイルを自分自身に使ってみた経験をご紹介したいと思います。アロマテラピーに効果があるのか、どんなアロマオイルのレシピを作ったのかも紹介していますので、よかったら読んでみてください。
毛虫に刺された⁉︎
9月初旬のある日、外で干していた洗濯物を着たところ、チクッというかすかな痛みとともに数十分後には激しい痒みに襲われ、首下の部分に皮膚炎ができていました。ハーブをベランダで育てるようになってから毛虫をよく見るなと思っていましたが、もしかしたらこれは毛虫に刺されたのではないかと疑い、アロマテラピーを試してみることを決めました。
しかし毛虫に刺されるとは…小学生以来だったので驚きでした。あまりにも激しい痒みだったのでステロイドを使用するか悩みましたが、せっかくの機会なのでアロマテラピーを試してみることに決定
アロマオイルのブレンドレシピ
下記のアロマオイル(精油)をホホバオイル10mlにブレンドし、5%のブレンドオイルを1日3回患部に塗布しました。
- ティートゥリー 2滴
- ユーカリレモン 2滴
- タナセタム 3滴
- ラベンダー・アングティフォリア 2滴
- ペパーミント 1滴
ティートゥリーとユーカリレモンは虫刺されに効果的であるためブレンドし、タナセタムは「カマズレン」と呼ばれる成分に非常に高い抗炎症作用や痒みを抑える作用があるため加えました。その他にもラベンダー・アングスティフォリアは毛虫皮膚炎による痕(あと)が残らないようにするためや、ペパーミントは痒みを抑えたり暑い9月だったので冷却作用でさわやかに使うために、各アロマオイルを加えてみました。
ちなみに毛虫皮膚炎にはステロイドなどの炎症を抑える塗り薬や、場合によっては抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の内服が使われます。
私がいつも使うのはプラナロム/ケンソーの「トライアルキット」です。プラナロム/ケンソーのアロマオイルは100%オーガニックであり、有効成分の管理も徹底されている高品質なオイルなので、アロマテラピー経験者からも人気の高いブランドです。トライアルセットには60種類のアロマオイルが入っており、病気や症状など困ったことが起きてもブレンドして対応できるので本当におすすめです。家庭の薬箱のような活躍をしてくれています。
かゆい毛虫皮膚炎にアロマオイルを使ってみた結果
激しい痒みは使用開始3日目でほとんどなくなり、5日後には炎症反応もほとんどが治りました。薬を使う一般的な治療も治るのに1週間弱の期間を要するため、同じように効果があったように思えます。
実際にアロマオイルを使ってみた経過を写真とともにご紹介します。患部の写真も載せていますので、苦手は方はご覧にならないほうが良いと思います。
1日目(発症日)
激しい痒みに襲われ1時間程度でこのように炎症反応が出てきました。1日目にアロマテラピーを開始しましたが全く痒みは治らず。
2日目
発症から2日目、4回ほど患部にアロマオイルを塗った時点での写真になりますが、痒みは1日目に比べだいぶ落ち着いてきました。
3日目
炎症反応である赤みが少しとれ、痒みもほとんどなくなりました。そのためアロマオイルを使う場合と使わない場合で効果に差が出るのか試すために、写真の一番下にある2つの患部には4日目から使用しないことを決めました。
5日目
炎症反応と痒みは共にほどんどがなくなりました。下の部分の患部には4日目からアロマオイルを使用しませんでしたが、残念ながら使用している部分と大きな差はありませんでした。もし効果があるのか検証するには、もっと早い段階からアロマオイルを使う部分と使わない部分を分けなければいけませんでした…。
アロマオイルを使った感想
アロマオイルの効果は素晴らしくさすがといった感じでした。私は薬剤師でもあり薬を信用していますが、できる限り自然の力で治したいと思っています。今後もいろいろなことにアロマテラピーでチャレンジしていきたいと思います。ブレンドオイルの濃度は5%よりもう少し高い濃度でもよかったとも感じましたし、ペパーミントと冷却作用をあんまり感じなかったので2滴は必要かなと思いました。
いかがだったでしょうか?
「毛虫に刺された⁉︎ かゆい毛虫皮膚炎にアロマオイルを使ってみる」をご紹介させていただきました。アロマテラピーはフランスやベルギーでは薬として使われますが、日本では薬としては使用することができません。しかしながらアロマテラピーにはさまざまな効果がありますので、皆さんがが少しでもアロマテラピーに興味をもっていただけると嬉しいです!