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アロマの基礎知識

アロマを安全に使うためには注意が必要_安価な精油に潜む危険性とは

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【アロマを安全に使うためには注意が必要】安価な精油に潜む危険性をご紹介したいと思います。

オーガニックの優れた効能を利用するアロマテラピー。心地よい香りと有効成分によって、心身のトラブルを改善してくれることが、多くの研究からも報告されています。そんな素晴らしい作用を期待してアロマテラピーを取り入れている方も多いのではないでしょうか?しかしながらアロマテラピーを安全に使うためには注意が必要です。どんなことに注意が必要なのかをご紹介しますので、これからアロマテラピーを取り入れたいと考えている方、最近アロマテラピーをはじめた方は、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

アロマオイル/エッセンシャルオイル/精油の違いとは

 

まずはアロマオイル/エッセンシャルオイル/精油の違いをご紹介したいと思います。「エッセンシャルオイル」は日本語にすると「精油」になり、この2つは全く同じことを表しています。エッセンシャルオイル(精油)とは植物から有効成分を抽出した、100%天然由来のオイルのことをいいます。それに対して「アロマオイル」とは、植物由来の天然香料や合成香料、エッセンシャルオイル(精油)などの総称であり、キャリアオイルなどで希釈したものもアロマオイルに含まれます。アロマティックオイルやフレグランスオイルなどとも呼ばれることがありますが、簡単に言うと香りがついたオイルであれば、品質を問わずアロマオイルと呼ぶことができます。分類としてはアロマオイルの中にエッセンシャルオイル(精油)があるのです。アロマテラピー協会がどのように精油を定義しているか、詳しい違いなどを知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。【アロマオイル/エッセンシャルオイル/精油】3つの違いと注意点

 

 

 

 

天然由来成分であれば安心?安価な精油に潜む危険性とは

 

エッセンシャルオイル(精油)は、100%天然由来であり優れた有効成分を多く含んでいます。さまざまな有効成分が奏でる心地よい香りは、1つの精油であっても「天然の香水」とも呼べるほどに、合成香料にはない、やわらかく優しい香りがします。

私も精油を使ったアロマテラピーを日々取り入れていますが、ショッキングな研究報告を発見してしまいました。2021年にヨーロッパから発表された研究では、エッセンシャルオイル(精油)と記載され販売されている商品の中でも、45%以上がフランス規定協会で定める基準に合格しておらず、19%以上がプロピレン、ジプロピレングリコール、クエン酸トリエチルなどの、溶剤で希釈されていることが確認されました。これらの化学物質は農薬などに用いられ、日本においても基準が設定されています。毒性は低いものではありますが、大量に吸入することで人体への影響も懸念されていて、エッセンシャルオイル(精油)と記載されているものであっても、注意が必要であることがわかりました。

参照:Type and magnitude of non-compliance and adulteration in neroli, mandarin and bergamot essential oils purchased on-line: potential consumer vulnerability

 

 

 

 

 

【安心安全のために】アロマテラピーの知識を持って利用する

 

ここまでアロマテラピーの危険性に関してご紹介してきました。この記事を読んで不安になってしまった方もいらっしゃるかと思いますが、しっかりと危険性を理解し、正しくエッセンシャルオイル(精油)の効能効果を理解して取り入れれば、安全に素晴らしい作用と香りを使うことができますのでご安心ください。アロマオイル/エッセンシャルオイル/精油の使い方に関して、私なりの意見をまとめてみましたので、よかったら参考にしてみてください。

 

アロマオイルの使い方

100円均一などで販売されているアロマオイルは、香りを楽しむときに使うようにしましょう。残念ながら、エッセンシャルオイルや精油に含まれる有効成分が入っておらず、合成香料が使用されているため効果は期待できませんが、香りを純粋に楽しむには良いと思います。アロマオイルは肌には使用しないようにし、できれば小さいお子さん、妊娠中、ペットを飼っている方は、身体への影響や誤飲の可能性があるので、できるだけ使用は避けるほうが良いでしょう。

 

 

エッセンシャルオイル/精油の使い方

エッセンシャルオイル/精油は、植物から有効成分を抽出した100%天然由来のオイルですので、アロマディフューザーやアロマストーンで香りを楽しんでも良いですし、キャリアオイルとブレンドしてマッサージに使っても効果的です。エッセンシャルオイル/精油は、ストレスや不安を改善する作用、認知機能改善による認知症予防作用、不眠症、更年期障害、月経前症候群(PMS)、ニキビ、水虫などの改善がさまざまな研究で報告されています。しかしながら効果が高い有効成分を豊富に含んでいるため、エッセンシャルオイル/精油の効能効果を理解することが大切になりますし、使用を避けるべき対象などがあるため、しっかりとしたアロマテラピーの知識を身につけることが良いでしょう。

アロマテラピーの学習は、インターネットや書籍から独学でも学ぶことができます。その他にもアロマスクールに通ったり、ユーキャンで学習する方法もオススメです。ユーキャンであれば、アロマテラピーを学びながら、アロマスプレーを作ったりクラフトも体験できるようになっており、アロマテラピー検定合格に向けたプログラムなので人気のコースです。 

 

良質なエッセンシャルオイル/精油の見分け方

エッセンシャルオイル/精油と記載され販売されているものの中でも、45%以上が適格基準を満たしていなかったとの研究報告があることをご紹介させていただきました。安価なものであるからとの理由だけでエッセンシャルオイル/精油を選ぶのではなく、可能な限り専門店から購入したり、ブランドのホームページなどを見て、こだわりなどを確認するようにしましょう。エッセンシャルオイル/精油は瓶のラベルや箱に「精油」または「エッセンシャルオイル」と書かれています。また植物の学名、産地などが記載されていていることがあり、この記載があれば信頼性は高くなります。抽出部位、抽出法も記載があれば、より良質なエッセンシャルオイル/精油である可能性が高くなりますので、ぜひチェックしてみてください。

私は生活の木、ニールズヤード、フロリハナなどから購入したりしますが、もっとも利用しているのがプラナロム/健草医学舎のエッセンシャルオイルです。プラナロム/健草医学舎のオイルは、オーガニックでありながら、有効成分の管理も徹底されているため、アロマテラピー経験者からも人気のブランドで、エッセンシャルオイルひとつひとつに成分分析表が付いているほどのこだわりようです。どのブランドから購入するか迷っているのであれば、プラナロム/健草医学舎がオススメです。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「【アロマを安全に使うためには注意が必要】安価な精油に潜む危険性とは」をご紹介させていただきました。エッセンシャルオイル/精油には優れた作用をもつ有効成分を多く含んでいます。心身のトラブルに対する心強い味方となってくれますが、しっかりと危険性も理解して取り入れるようにしましょう。この記事が皆さんのお悩みの解決に少しでもお役に立てると嬉しいです。簡単な方法でもアロマテラピーを使うことができますので、ぜひ香りを楽しみながら日々の生活で取り入れてみてください。

 

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