こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【夜泣き対策とストレスを香りで癒す】効果的なアロマテラピーの使い方をご紹介したいと思います。
子供の夜泣きはご両親にとっても寝不足になったりと大変でありますが、子供の夜泣きを減らし、子供とご両親のストレスを軽減したアロマテラピーの研究論文があります。研究論文をもとにアロマテラピーの使い方もご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。
夜泣きとストレス
夜泣きとは「生後半年頃から1歳半ぐらいの赤ちゃんにみられる、夜間の理由のわからない泣き」のことをさします。
寝る前はご機嫌だったのに、夜中に急に泣き出してしまい数時間眠れないこともあるのではないでしょうか?ご両親は赤ちゃんを寝かしつけるために試行錯誤しますが、寝不足になり翌日の仕事にも支障をきたし疲労困憊になってしまうことも。夜泣きでお困りの時はご両親のストレスケアもしっかり行うことが大切になります。
赤ちゃんが心配…でも両親も大変
【夜泣き対策とストレスを香りで癒す】アロマテラピーの研究
ラベンダーのアロマオイル(精油)を使うことで、赤ちゃんの夜泣きの回数を減らし、赤ちゃんと両親のストレスを軽減する研究論文があります。
赤ちゃんの夜泣きの回数を減らすことができるとともに、ストレスのケアも同時に行えるのがアロマテラピーの素晴らしいポイントです。赤ちゃんにもご両親にも嬉しい効果が期待できるのです。
研究内容
乳児と母親を対象にラベンダーの香りを使った入浴を実施した。結果として乳児の夜泣きの回数が減少し、睡眠時間が長くなることが確認された。またストレスの指標であるコルチゾールが母子ともに大幅に減少し、リラックスにも効果的であった。
参照:Lavender bath oil reduces stress and crying and enhances sleep in very young infants
ラベンダーのアロマオイルには、注射の時にお子さんが泣いてしまう場面でも活躍してくれます→注射で子供が泣きやまない…ラベンダーによるアロマテラピーの効果
【夜泣きとストレス対策に】効果的なアロマテラピーの使い方
ここからは「夜泣きとストレス対策」のための効果的なアロマテラピーの使い方をご紹介したいと思います。
ご紹介した研究では入浴中にアロマテラピーが使用され、夜泣きの回数の減少と母子のリラックス効果が確認されました。アロマバスはアロマオイルの香りで疲れを癒すためにもオススメの方法です。注意点としてはアロマテラピーは生後3ヶ月未満には使用しないようにし、オーガニックで肌に優しい商品を使うようにしてください。アロマバスでは赤ちゃんの肌が心配である方は、寝室にアロマストーンやアロマスプレーを使って優しくアロマオイルを香らせる方法もオススメです。
ラベンダー
アロマテラピーの万能精油ともよばれ、多くの人に親しまれているラベンダー。なかでも真正ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)の品種は、爽やかな甘酸っぱい香りが特徴で、リナロールや酢酸リナリルの成分によって、不安な気持ちやストレスを軽減する作用に優れています。また多くの研究において、良質な睡眠をサポートする効果も認められているため、眠れなくて悩んでいるときに使いたいアロマオイルのひとつです。私のおすすめのブランドはプラナロム/健草医学舎です。プラナロム/健草医学舎は、オーガニックでありながら、品質の管理も徹底されている品質のアロマオイルであるため、アロマテラピー経験者からも人気のブランドで、ぜひ試していただきたい香りです。アロマバスとして使う場合には、アロマオイルが含まれていない「バスオイル」1回10mlに、ラベンダーのアロマオイルを5滴程度加えるだけで、簡単に作ることができます。
ニールズヤード 「グッドナイトピローミスト」
ニールズヤードから発売されている「グッドナイトピローミスト」は、ラベンダーやカモミール、ゼラニウムのアロマオイルがブレンドされたスプレータイプのアロマです。枕やシーツなどの寝具や寝室にシュッとひと吹きするだけで使うことができ、フローラルな優しい香りがストレスを癒してくれます。とても香りのバランスがよく、ラベンダーの香りにゼラニウムやカモミールの甘く華やかな香りがマッチしています。
いかがだったでしょうか?
「【夜泣き対策とストレスを香りで癒す】効果的なアロマテラピーの使い方」をご紹介させていただきました。夜泣きでお困りのご両親、赤ちゃんのために少しでもお役に立てると嬉しいです!夜泣き対策にアロマテラピーもぜひ試してみてください。