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ハッピーライフ

歯医者が怖い…歯科恐怖症の不安な気持ちに効果的なアロマオイル

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は歯医者に行くことが怖かったり、歯科治療が不安で仕方ない、いわゆる「歯科恐怖症」に対してのアロマテラピーをご紹介していきたいと思います。

虫歯の治療をしないといけないのに、「怖くて歯医者にいけない」、「行きたくない」、「考えただけでドキドキしてしまう」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そのようなお悩みにアロマテラピーがおすすめです。具体的なアロマテラピーの使い方などもご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

歯科恐怖症とは

 

歯科恐怖症という病気があるわけではありませんが、過去に歯医者での不快な経験が、いわゆる心的外傷(トラウマ)になってしまい、歯の治療はもとより歯医者そのものに対して、体と心が過剰に反応してしまう状態のことをさします。

5〜20%の割合の人が歯科医院での治療に強い恐怖心を持っており、一部の調査では歯科恐怖症は、「女性」、「20〜40歳代」に多いとの結果もあります。私の通っている歯科医院ではアロマテラピーが使用されており、アロマテラピー導入する歯科医院も増えてきているようです。最近では歯科恐怖症の対策として、歯科医院も様々な工夫や治療を導入されています。もし怖くてしかたがない場合は、一度相談されることも良いでしょう。

 

 

 

 

 

歯科恐怖症の不安な気持ちに効果的なアロマオイル

 

ラベンダーのアロマオイル(精油)の香りが、歯科治療による不安な気持ちを軽減した研究論文があります。ご紹介する研究データは、北海道大学の歯科医の先生方が発表されたもので、歯科恐怖症に対するアロマテラピーと音楽鎮静法を実施されています。今回はアロマテラピーの部分のみご紹介したいと思います。

 

研究内容

北海道大学病院の歯科医師15名を対象に、ラベンダーのアロマオイルをアロマディフューザーで1回4分間香りを与えた。アロマテラピーを使用しない群と「血圧」、「心拍数」、「交感神経活動」などを比較。測定は処置前座位、処置前仰臥位(しょちまえそくがい:あおむけの状態)、歯周ポケット検査、スケーリングおよび処置後仰臥位を行った際の4点で実施した。

ふみや
ふみや

「血圧」「心拍数」「交感神経活動」は、いずれも緊張や恐怖をどの程度感じているかの指標になります。

 

研究結果

【交感神経活動】

処置前座位、処置前仰臥位においてのLF/HFがアロマテラピーを実施した群で有意に低下。

 

【その他の指標】

血圧、心拍数において有意な改善は認められなかった。

参照:日歯保存誌61(5):282~291,2018「健全な若年成人における歯周基本治療時のアロマテラピーの効果」

 

研究から考えられること(私見)

今回の研究結果としてラベンダーのアロマオイルの香りによって、歯科治療に対する恐怖心や不安な気持ちの指標である「交感神経活動」を軽減する効果が得られました。このことからもアロマテラピーは、歯科恐怖症の不安な気持ちの軽減にも役に立つ可能性があります。

今回の研究において最も恐怖心が出やすい「処置前座位」「処置前仰臥位」の場面で効果が確認されています。研究に参加された方々は歯科医師であるため、15名中12名が歯科治療に恐怖を感じていない状態でしたが、それであっても交感神経活動を抑える効果が確認されてことは素晴らしい結果であると思います。

 

 

 

 

 

 

歯科恐怖症の不安な気持ちに効果的なアロマオイルの使い方

 

皆さんが通っている歯科医院にもアロマテラピーが使われていれば良いのですが、実際には使われていないこともあるかと思います。ここからは皆さんが歯科恐怖症を軽減するために、私が考えたアロマオイルの使い方についてご紹介したいと思います。

 

歯科医院に行く前にアロマオイルを使う

歯科医院に出発する前の10分間、アロマディフューザーを使ったり、アロマストーンやティッシュにラベンダーのアロマオイルを垂らして香りを吸入する方法がおすすめです。ラベンダーのアロマオイルには歯科恐怖症の不安な気持ちにも効果が期待できますが、ほかの研究では痛みを感じにくくする効果もあるとの報告もありますので、歯科医院に行く前に使うことは一石二鳥なのです。

今回の研究ではアットアロマのアロマディフューザーである「ピエゾディフューザー」が使用されています。ピエゾディフューザーは王様のブランチでも紹介されるほど人気で、使用するのに手間がかからず、熱や水を使用しないため香り本来の良さを楽しむことができますのでおすすめです。

 

アロマオイルの香りを持ち歩く

生活の木から発売されている「アロマシール」に、ラベンダーのアロマオイルを数滴垂らして、服の裏側などの目立たない部分に貼ることで、香りを持ち歩くことができます。歯科医院の中で不安になったときでも、香りをそっと嗅ぐことができるのでおすすめです。研究で使われたアロマオイルは生活の木の「ラベンダーフランス」のアロマオイルですが、不動の人気を誇るフランス産のラベンダーで、もっともラベンダーらしいフローラルな香りが特徴です。アロマシールに使うのであればラベンダーフランスがおすすめです。

その他にもニールズヤードから発売されている「アロマパルスリラクセーション」は、塗るタイプのアロマでラベンダーやゼラニウム、フランキンセンスなどリラックス効果のあるアロマオイルが多くブレンドされています。持ち運びにも便利で、トイレなどでサッと塗ることができるのでおすすめです。パルスポイント(脈打つ部分)の手首の内側や耳の後ろ、膝の後ろなどに塗ってみてください。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

「歯医者が怖い…歯科恐怖症の不安な気持ちに効果的なアロマオイル」をご紹介させていただきました。歯科医院や歯科治療が怖いと感じている方々のお役に立てると嬉しいです!アロマテラピーも簡単な方法で行えますので、ぜひ試してみてください。

 

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