こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。
今回は【天然精油と合成アロマオイルの効果の違い】睡眠改善と血圧降下作用をご紹介したいと思います。精油は天然由来であるため値段が高く、ついつい値段の安い合成アロマオイルを使ってしまうことはないでしょうか?精油と合成アロマオイルを使って、睡眠と血圧に対する効果を比較した研究論文がありますのでご紹介したいと思います。
- アロマテラピーで睡眠を改善したい
- 最近ストレスが多く、血圧が高くなってきた
- 精油と合成アロマオイルに効果の違いがあるのか知りたい
そのようにお考えの方におすすめの記事になっていますので、ぜひ読んでみてください。
【アロマオイル、エッセンシャルオイル、精油】の3つ違い
結論から言うと【アロマオイル/エッセンシャルオイル/精油】は大きな違いはありません!
少し詳しく解説すると、【エッセンシャルオイル】を日本語にすると【精油】になりますので、この2つは全く同じことを表し、エッセンシャルオイル(精油)とは植物から有効成分を抽出した100%天然由来のオイルのことをいいます。それに対してアロマオイルとは、植物由来の天然香料や合成香料、エッセンシャルオイル(精油)などの総称であり、キャリアオイルなどで希釈したものもアロマオイルに含まれます。アロマティックオイルやフレグランスオイルなどとも呼ばれることがあります。
【分類としてはアロマオイルの中にエッセンシャルオイル(精油)があります】

アロマオイル・エッセンシャルオイル・精油の違いと見分け方を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください→【アロマオイル/エッセンシャルオイル/精油】3つの違いと注意点
天然精油と合成アロマオイルの睡眠改善と血圧降下作用の違い
天然精油と合成アロマオイルを使用し、睡眠改善と血圧降下作用を比較検討した研究論文があります。結果として天然の精油を使うことで、睡眠改善と血圧降下作用の効果が有意に優れていました。
研究内容
高血圧治療を受けている患者99名を対象に、精油を使用したオイルでアロママッサージを行なった群と、合成アロマオイルでマッサージを行なったプラセボ群、マッサージを行わない対象群での睡眠と血圧に対する効果を比較検討した。マッサージは4週間の間に5回実施された。
アロママッサージのブレンド
ラベンダー、マジョラム、イランイラン、ネロリの精油を20:10:15:2の比率でブレンドした後にキャリアオイルで3%に希釈した。キャリアオイルはアーモンドオイルとホホバオイルを9:1の割合で使用。
研究結果
アロママッサージを行なった群において、プラセボ群と比較して2、3、4、5回目のマッサージを行なった後の血圧降下作用が優れていた。またアロママッサージを行なった群はプラセボ群と比較して睡眠の質を改善した。
参照:Effects of aroma massage on home blood pressure, ambulatory blood pressure, and sleep quality in middle-aged women with hypertension
天然精油に睡眠改善と血圧降下作用がある理由
精油は植物から抽出された高濃度の有効成分を多く含んでいます。
海外ではラベンダー、マジョラム、イランイラン、ネロリが高血圧患者に使用されており、それぞれの精油は「リナロール、酢酸リナリル」「テルピネン-4-オール」「酢酸ベンジル」「リナロール」を主成分として含んでいます。酢酸リナリルの神経のバランスを整える作用、テルピネン-4-オールの副交感神経系を活性化しリラックスさせる作用、酢酸ベンジルの不安を和らげる作用、ラベンダーやネロリなどに含まれるリナロールの血圧降下作用などの効果が相まったことで、睡眠を改善するだけでなく、血圧降下作用が現れたのだと考えられます。合成アロマオイルの香りは癒しを与えてくれますが、効果を得るためには有効成分がしっかりと含まれている精油を使う必要があります。
睡眠改善と血圧降下のためのアロマテラピーの使い方
それではここからはアロマテラピーの使い方についてご紹介します。日々の生活でもとり入れられる簡単な方法になりますので、ぜひ試してみてください。
お店でアロママッサージをしてもらう
できればサロンやマッサージ店に行って、プロのマッサージを受けると良いと思います。マッサージの効果は自身が行うより、他人に行なってもらうほうが効果がよかったとの研究論文もあります。「EPARKリラク&エステ」や「ホットペッパービューティー」でお近くのアロママッサージを行なっている店舗を探すことができますの、チェックしてみてください。
セルフアロママッサージを行う方法
研究で使用されたのは3%濃度のアロママッサージオイルです。
研究で使用されたアロママッサージオイルを作る
ラベンダー、マジョラム、イランイラン、ネロリの精油を20:10:15:2の比率でブレンドした後にキャリアオイルで3%に希釈され、キャリアオイルはアーモンドオイルとホホバオイルを9:1の割合で使用されました。このアロママッサージオイルを正確につくる場合はアーモンドオイル90ml、ホホバオイル10mlに対してラベンダー26滴、マジョラム12滴、イランイラン19滴、ネロリ3滴を加えると作ることができます。

これではなかなか細かくてめんどくさい…
そう感じる方は、アーモンドオイル20mlに対してラベンダー5滴、マジョラム2滴、イランイラン4滴、ネロリ1滴を加える作り方がオススメです。このアロママッサージオイルで週1回30分間優しくマッサージしてあげると良いでしょう。キャリアオイルの役割を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。→アロマに必要不可欠なキャリアオイルの使い方【10種類の効能・特徴一覧】
プラナロム/ケンソー 「マッサージオイルCタイプ」
プラナロム/ケンソーから発売されている「マッサージオイルCタイプ」は、ラベンダーやイランイランなど9種類の精油がブレンドされたマッサージオイルです。フローラルな優しい香りにスッキリとした香りがマッチしており、ストレスを和らげ快適な睡眠をサポートしてくれます。プラナロム/ケンソーはオーガニックであり有効成分の管理も徹底されているオイルのため、アロマテラピー経験者からも人気のブランドです。他のブランドより少し値段は高くなりますが、しっかりと効果を期待したいときにオススメです。
ニールズヤード 「アロマティックマッサージオイル」
ニールズヤードから発売されている「アロマティックマッサージオイル」は、ラベンダーやゼラニウムなどがブレンドされたマッサージオイルです。30年以上ニールズヤードで人気のマッサージオイルで、ハーバルフローラルな香りが癒しを与えてくれます。香りのバランスも良いのでアロマテラピーを初めて試す方にもオススメです。ニールズヤードでは、32の目的別マッサージ法とオイルのブレンドレシピをまとめた「ニールズヤード式アロマセラピーセルフマッサージ
」が発売されています。マッサージ方法や他の用途にもアロマテラピーをとり入れたい方は一冊持っておくと便利です。
いかがだったでしょうか?
「【天然精油と合成アロマオイルの効果の違い】睡眠改善と血圧降下作用」をご紹介させていただきました。アロマテラピーにはさまざまな効果があり、それは天然精油を使うからこそ効果があるといっても過言ではありません。ぜひアロマテラピーを行うときは天然精油を使ってみてください。皆さんのお悩みに少しでもお役に立てると嬉しいです。