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ハッピーライフ

脳の疲労回復にはアロマの香りがオススメ_5種類のブレンドと使い方

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【脳の疲労回復にはアロマの香りがオススメ】5種類のブレンドと使い方をご紹介します。

仕事や勉強、家事、育児など、人々はそれぞれに毎日忙しく生活を送り、プレッシャーやストレスと戦っています。休んでも疲れがとれない、ささいなことでイライラしてしまう、寝つきが悪い、やる気が起きないなどの症状で、お悩みの人も少なくないのではないでしょうか?それは脳が疲労してるからかもしれません。脳疲労を放置してしまうと、うつ病になってしまうことも。脳を疲労から守ってあげるためには、アロマテラピーがオススメです。アロマテラピーの心地よい香りは、疲労を癒すために働きかけてくれることが、研究で報告されています。脳の疲労とは何なのか、また効果的なアロマテラピーをご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

脳が疲れる「脳疲労」とは、どんな状態?

 

脳疲労とは、文字通り”脳が疲れていて、正常に脳が働かなくなっている状態”をいいます。筋肉疲労は運動をしたり、階段の上り下りなどの負担が、継続的にかかることによって起こり、筋肉のパフォーマンス低下や痛みを引き起こします。脳疲労も同じことで、脳に継続的に負担がかかることによっておこり、脳や体のパフォーマンス低下を引き起こすのです。

 

脳疲労の原因

脳疲労の原因は主に、「ストレス」と「情報過多」による自律神経の乱れによっておこるとされています。わたしたちは仕事や勉強による悩みや将来への不安、友人や恋人との人間関係など、毎日の生活のなかでストレスやプレッシャーを感じながら生活しています。ストレス社会とよばれる現代社会では、ストレスを抱えている人が増えており、継続的なストレスに脳の処理機能が追いつかず、機能不全に陥ってしまうのです。またスマホやパソコンの普及により、人々は多くの情報を得ることができるようになった一方で、情報量の増加に脳がついていけず、パンクした状態となってしまいます。このように「ストレス」と「情報過多」が、脳に継続的な負担を与えることで、自律神経が乱れ、休んでも疲れがとれない、ささいなことでイライラしてしまうなどの症状があらわれる、”脳疲労”の状態に陥ってしまいます。

 

 

脳疲労の主な症状

  • 疲れがとれない
  • ささいなことでイライラしてしまう
  • やる気がでない
  • 気持ちが落ち込む
  • 仕事もミスが増える
  • 寝つきが悪い、ぐっすり眠れない
  • 物事に飽きやすい
  • 集中できない

 

 

脳疲労をおこす脳の仕組み

画像参照:疲れに効くコラム powered by リポビタン

 

人間の大脳は、知能や思考など”理性的”な機能を司る「大脳新皮質」と、食欲や性欲など”本能的”な機能と、心地よいと感じる、不快に思うなどの”感情”の中心である「大脳辺縁系」に分けられます。大脳の近くには、自律神経の中枢である「間脳(視床・視床下部など)」があり、ストレスや情報過多によって大脳新皮質がギュウギュウの状態になることで、大脳辺縁系が不快であると感じて、間脳を通じて自律神経が乱れていきます。大脳新皮質、大脳辺縁系、間脳は、お互いに影響を与え合いながらバランスよく働いていますが、脳疲労はこのバランスが崩れることで、脳が機能していない状態となってしまいます。そのため、ストレスや情報過多を減らしてあげたり、大脳辺縁系が心地よいと感じるようにケアしてあげることが、脳疲労を回復させるために大切になるのです。

 

 

 

 

 

脳の疲労回復に効果的な5種類のアロマオイルブレンド

 

オーガニックの”恵”が詰まったアロマオイル(精油)を使ったアロマテラピーは、脳疲労を回復するために、心地よい香りと有効成分が働きかけてくれます。ストレスを抱えて悩んでいる、疲労がたまって困っている人を救うべく、日本だけでなく世界中でアロマテラピーを使った研究が行われ、それらを改善した報告が数多くあります。なぜアロマテラピーが効果的なのか、また5種類のアロマオイルをご紹介します。

 

なぜアロマテラピーが疲労回復に良いのか

五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)のなかで、嗅覚だけが「ダイレクトに脳に伝わる感覚器」と言われています。香りは嗅覚を通じて脳の中にある大脳辺縁系(海馬や扁桃体など)に直接伝わることで、”好き嫌い、心地よいと感じる、不快と感じるなどの感情”、”睡眠欲、食欲、性欲などの本能”に、香りによる刺激が大きく影響を及ぼします。そのためアロマオイルの心地よい香りと有効成分は、ストレスや情報過多によって窮屈になった、大脳辺縁系を効果的に癒してあげることができるのです。

 

香りと自律神経

大脳辺縁系の近くには間脳(視床下部)があり、嗅覚からの香りの情報が大脳辺縁系に伝わることで、自律神経系にも影響を与えることがわかっています。視床下部は自律神経の司令塔の役割を担っていて、交感神経と副交感神経のバランスを保つために働いていますが、仕事や勉強などのストレスが過度にかかると、自律神経のバランスが崩れ、脳疲労や自律神経失調症などの病気を引き起こします。自律神経のバランスが乱れてしまったときに、自律神経を整える作用をもった香りを直接的に視床下部に届けてあげることは、脳疲労を回復させるために”理にかなった方法”と言えます。

 

 

ラベンダー

アロマテラピーの万能精油ともよばれ、多くの人に親しまれているラベンダー。なかでも真正ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)の品種は、爽やかな甘酸っぱい香りが特徴で、最もラベンダーらしい香りと称されます。ストレス緩和と安眠を導く代表格でもあるラベンダーには、「リナロール」や「酢酸リナリル」が含まれており、乱れがちな自律神経を整えて、心を穏やかに保ってリラックスさせてくれます。ヨーロッパでは鎮静剤としても用いられるラベンダーは、研究によって疲労を回復させる作用が数多く報告されており、芳香浴、マッサージなどの方法で用いられました。疲労回復、ストレスケア、睡眠の質を改善する作用が期待できる優れもの。

ラベンダーはこんな人にオススメ
  • 爽やかな甘酸っぱい香りに包まれたい
  • ストレスを感じる、ささいなことでイライラする
  • 疲れがとれない、寝つきが悪い
  • 香りの相性が良いアロマオイル:ベルガモット、クラリセージ、マジョラム

 

 

ペパーミント

スッキリとした爽快感のある香りで、多くの人に親しまれるペパーミントは、歯磨き粉やガムなどに用いられることでもお馴染み。スペアミントとウォーターミント交配種であるとされ、古くから食用・薬用としても世界中で親しまれてきました。身体がダルいときなど、気分が落ち込んだときのリフレッシュには、ペパーミントの爽やかな香りがピッタリ。ペパーミントのアロマオイルを用いた研究では、脳疲労回復だけでなく、吐き気を抑える作用や、ストレスによる腹痛、頭痛・偏頭痛の緩和など、数多くの作用も報告されています。これらはペパーミントに含まれる香り成分「メントール」の働きが関与しているともされており、さまざまな症状に働きかけてくれる、忙しいビジネスパーソンにはオススメのアロマオイル。

ペパーミントはこんな人にオススメ
  • スッキリした香りでリフレッシュしたい
  • やる気がでない、気持ちが落ち込む、仕事のミスが多い
  • 腹痛、吐き気、頭痛に困っている
  • 香りの相性が良いアロマオイル:柑橘系、ローズマリー、マジョラム

 

 

イランイラン

フィリピンの言語であるタガログ語で「花の中の花」という意味をもつイランイランは、甘美で人を陶酔させ、心をなごませるフローラルでセクシャルな香り。男性がもっとも女性らしさ感じる香りとも称されており、高級香水などにも人気のアロマオイルです。幸せホルモンとよばれる「セロトニン」を増やすことからも、自律神経を整えて、疲れやストレスを癒してリラックスさせてくれます。仕事や勉強、家事、子育てなどで、強い責任感からおこる緊張や不安を優しく包み込んでくれるでしょう。ホルモンバランスを整える作用や、女子力アップにも役立つ嬉しいアロマオイル。

イランイランはこんな人にオススメ
  • 南国を思わせる濃厚でフローラルな香りが好き
  • 疲労感を強く感じる、ささいなことでイライラする
  • 寝つきが悪い
  • 香りの相性が良い香り:マンダリン、ジャスミン、カモマイル

 

 

ユズ(柚子)

爽やかな柑橘系の香りのなかに、温かさと苦味をあわせ持つユズ。料理のアクセントに使われたり、柚子湯として心地よい香りを楽しみながらお風呂に入るなど、古くから日本人に愛されてきました。和精油の代表的なユズのアロマオイルは、倦怠感によってやる気がでないと感じる心に寄り添い、希望やポジティブな考えを与えてくれます。圧搾法で採油されたアロマオイルはユズの香りを強く楽しむことができ、水蒸気蒸留法で採油されたアロマオイルはやわらかく優しい香りです。ユズのアロマオイルには、10分間香りを吸入するだけで、人をリラックスさせ、疲労感やイライラを緩和させる作用が研究報告されています。男性にも人気な香りでありながら、生理前のネガティブな感情を抑えるためにも働きかけてくれる、性別問わず活躍してくれるアロマオイルです。

ユズはこんな人にオススメ
  • 透明感のある爽やかな香りで癒されたい
  • ささいなことでイライラする、集中できない
  • やる気がでない、気持ちが落ち込む
  • 香りの相性が良いアロマオイル:ラベンダー、フランキンセンス、イランイラン

 

 

シダーウッド

穏やかな森林を想わせる香りのシダーウッド。日本では鉛筆などにも使われる植物であるため、エンピツビャクシンとも呼ばれています。ヒノキやサイプレスなどと同じ森林浴の香りですが、シダーウッドは少し甘みが強いことが特徴。心を強く持つために働きかけてくれる香りともされ、日々多くの情報によって不安になってしまう気持ちを、安定させるためのサポートをしてくれます。疲労回復だけでなく、睡眠時間を延長したり、睡眠の質の改善、寝付くまでの時間の短縮など、睡眠障害改善にも素晴らしい作用が報告されています。またリンパの流れをよくするため、むくみやセルライトの除去を目的としたマッサージとしても人気のアロマオイルです。

シダーウッドはこんな人にオススメ
  • 森林浴の香りでまどろみたい
  • 周りの人やニュースに影響されて不安を感じる
  • 寝つきが悪い、気持ちが落ち込む
  • 香りの相性が良いアロマオイル:シャスミン、パチュリー、サンダルウッド

 

 

 

 

 

脳の疲労回復のためのアロマテラピーの使い方

 

脳疲労を回復させるためのアロマテラピーは、アロマオイルの香りをそのまま楽しんだり、ハンドマッサージやボディマッサージとして用いることがオススメです。

使うアロマオイルは、精油もしくはエッセンシャルオイルと記載された、良質なアロマオイルを選ぶようにしましょう。安価なアロマオイルは合成香料が使用されていて、ご紹介したような効果が期待できません。しっかりと心身のケアをするときには、ご自身のために良質なアロマオイルを使ってあげましょう。プラナロム/健草医学舎のアロマオイルは、オーガニックでありながら、有効成分の管理も徹底されているため、アロマテラピー経験者から人気のブランドです。どのブランドから購入すれば良いかわからない人は、プラナロム/健草医学舎を使うことがオススメです。

 

アロマオイルの香りを楽しむ

アロマディフューザーやアロマストーンを使って、部屋に香りを満たしてあげましょう。アロマテラピー研究では10分でも疲労回復効果が報告されているため、10〜20分使用すると良いでしょう。ご自身がリラックスできる環境で、ゆっくりと香りを楽しんでみてください。疲労回復させたいとき、寝つきが悪い人は、夜のリラックスタイムや、就寝前・就寝時などに使うことがオススメです。そのほかにも、コットンやティッシュにアロマオイルを2滴垂らして、深呼吸するように香りを吸い込む方法も簡単で良いでしょう。気分が落ち込んだり、イライラしてしまったときなどには、ラベンダー、イランイラン、シダーウッドの香りを、仕事に集中したいとき、リフレッシュしたいときには、ペパーミント、ユズが効果的です。

 

 

マッサージオイル

アロママッサージは脳疲労のケアとして、よく用いられる方法の一つです。ガラス瓶にホホバオイルなどのキャリアオイル10mlをいれ、アロマオイルを4滴加えて軽く混ぜるだけで、簡単にマッサージオイルを作ることができます。一部の研究では疲労回復には、芳香浴よりマッサージのほうが効果的であるとの報告があります。ボディ、フット、ハンドマッサージなど、お好みの方法で15〜30分程度さするように優しくマッサージしてみてください。ご紹介した5種類のアロマオイルを中心に、複数のアロマオイルをブレンドして使うと良いでしょう。

 

オススメのマッサージオイル

プラナロム/健草医学舎から販売されている「マッサージオイルCタイプ」には、ラベンダー、イランイラン、ローズウッドなど、9種類のアロマオイルがブレンドされています。プロが調香していることもあり、優しくリラックスさせてくれるバランスのとれた香りのマッサージオイルです。アロマテラピーを使ったことがない人にもオススメ。フローラルな香りの中に、爽やかさがアクセントとして加わっており、幸福感を感じさせてくれます。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「【脳の疲労回復にはアロマの香りがオススメ】5種類のブレンドと使い方」をご紹介しました。オーガニックの”恵”を使ったアロマテラピーは、日々の生活でストレスやプレッシャーと闘う人たちにとって、心強い味方となってくれます。脳疲労は放っておくと、うつ病になってしまうこともありますので、しっかりとケアをしてあげることが大切。アロマテラピーは簡単な方法で使うことができますので、ぜひ試してみてください。ご紹介した内容がみなさんのお役に立てると嬉しいです。

 

 

研究参照:夜勤看護婦の疲労緩和にアロマテラピーは有効か、アロマテラピー•マッサージが疲労感、感覚に及ぼす影響、Comparing the Effect of Aromatherapy with Peppermint and Lavender Essential Oils on Fatigue of Cardiac Patients: A Randomized Controlled Trial、Comparison the effects of inhalation and massage aromatherapy with lavender and sweet orange on fatigue in hemodialysis patients: a randomized clinical trial、The Effect of Aromatherapy Treatment on Fatigue and Relaxation for Mothers during the Early Puerperal Period in Japan: A Pilot Study、Does Japanese Citrus Fruit Yuzu (Citrus junos Sieb. ex Tanaka) Fragrance Have Lavender-Like Therapeutic Effects That Alleviate Premenstrual Emotional Symptoms? A Single-Blind Randomized Crossover Study、樹木由来の香り物質が高齢者の主観的睡眠感および睡眠変数に及ぼす影響

 

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