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心のケア

寝付けない夜に効果的なアロマの香り_睡眠導入と安眠のための使い方

 

こんにちは、アロマ薬剤師のふみやです。今回は【寝付けない夜に効果的なアロマの香り】睡眠導入と安眠のための使い方をご紹介したいと思います。眠りたいけど眠れない、そんな寝付けない夜にはアロマテラピーがオススメです。

何かと不安やストレスが多い現代社会において、不眠を訴えるかたが増加しています。良質な睡眠は心身の健康のために欠かせませんが、不眠が続くと健康被害や、場合によってはうつ状態になってしまいます。そうならないためにもアロマオイルの心地よい香りは、安らかな睡眠を促し、睡眠の質を高めてくれます。どのようなアロマオイルが効果的なのか、またアロマテラピーの使い方もご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

増加する不眠症と症状とは

参照:睡眠障害の対応と治療ガイドライン

 

不眠症とは、ベッドに入ってもなかなか寝付けない、夜中に目が覚める、朝起きたくなくても目が覚めてしまう、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状によって、日中の眠気や注意力の低下、疲れなど、さまざまな体調不良が起こる状態を指します。日本においては約5人に1人が、このような不眠の症状で悩んでいるとされており、20~30歳代から始まり加齢とともに増加していきます。中年、老年になると不眠を訴えるかたが急激に増加することで知られていましたが、最近では若い世代も不眠に悩まされることが増えてきています。

 

早期覚醒

希望する時刻あるいは通常の2時間以上前に目が覚め、その後眠れない。

中途覚醒

いったん眠りについても、翌朝起床するまでの夜中に何度も目が覚める。

入眠障害

床についてもなかなか眠りにつけない(30分~1時間以上)。

 

 

 

 

 

睡眠導入と安眠のためアロマテラピーの研究

 

アロマオイルに含まれる「セドロール」の香り成分は、交感神経活動を抑制してリラックスさせる作用があり、就寝するときにセドロールの香りを使うことによって、睡眠の導入を促し、睡眠の質を改善する効果が研究から発表されています。セドロールは森林浴の香りのアロマオイルに多く含まれ、シダー、スギ、サイプレスなどが代表的なアロマオイルです。

 

研究内容

女性11名(平均年齢24.5歳)を対象に、就床2時間前から4時間セドロールの香りを与える2日間と、香りを与えない2日間とで、脳波を計測し睡眠に対する効果を比較検討した。結果として、セドロールの香りを与えた群において、睡眠の質の指標である総睡眠時間や睡眠効率を改善し、眠りにつくまでの時間である入眠潜時を短くする効果が認められた。

参照:Japan Society of Physiological Anthropology「香気成分セドロールが睡眠に及ぼす影響」

 

 

 

 

 

【寝付けない夜に】アロマテラピーの効果的な使い方

 

就床2時間前から4時間セドロールの香りを使うことによって、心地よい眠りをサポートしてくれ、寝付くまでの時間を短くしたり、睡眠の質を向上させる効果が期待できます。

シダー、スギ、サイプレスはセドロールを含む代表的なアロマオイル(精油)で、森林浴のような癒しの香りが特徴的です。それらのアロマオイルを、アロマディフュザーやアロマストーンを使って、香りを寝室に満たしてあげたり、アロマスプレーを作って、枕やシーツなどの寝具にシュッとひと吹きすることがオススメです。アロマストーンにはアロマオイルを6滴垂らして使うことで、しっかりと香りを楽しむことができます。

 

シダー、シダーウッド

穏やかな甘さを持ち、森林を想わせる香りで良質な睡眠をサポートしてくれるシダー。日本では鉛筆などにも使われる植物であるため、エンピツビャクシンとも呼ばれています。サイプレスなどと同じ森林浴の香りですが、少し甘みが強いことが特徴です。サイプレスとブレンドして森林浴のような香りに深みを持たせても良いですし、イランイランやジャスミンなどのフローラルなアロマオイルとの香りの相性が良いです。プラナロム/ケンソーから発売されている「シダー」は、オーガニックでありながら、有効成分の管理も徹底されており、高品質のアロマオイルであるため、アロマテラピー経験者からも人気です。私もしっかりと効果を期待したいときは、よく使っているブランドなので、ぜひ香りを楽しんでいただきたいアロマオイルです。

 

ヒノキ

ウッディーで爽やかな森林浴の香りの「ヒノキ」は、日本では古くから建築材料などに使われてきました。優しく包みこんでくれるような香りはリラックス効果が高く、雑誌「Tarzan」では快眠アロマベスト5に選出されています。生活の木からスプレータイプの「天然消臭アロマミスト 清々しい国産ひのき」も発売されており、ヒノキやローズマリー、レモンがブレンドされていて、澄んだ清々しい香りです。寝具などにスプレーするだけで使うことができるので、アロマテラピー初心者さんにオススメの商品です。

 

サイプレス

イトスギ、ホソイトスギとも呼ばれ、画家のセザンヌやゴッホの絵画にも描かれるほど多くの人に親しまれてきた「サイプレス」。フレッシュでウッディな香りにほんのりとシトラスの香りがします。心のリフレッシュに適していて、心地よい睡眠の導入を促してくれます。生活の木から発売されている「ナチュラルフォレスト」はサイプレス、シダーウッド、フランキンセンスがブレンドされており、森の中の樹木のクリアな香りと、シャープなフランキンセンスの香りがマッチしていてオススメです。アロマオイル100%のブレンドオイルなので、アロマディフューザーやアロマストーンにそのまま使うことができます。

 

 

寝付けない、寝ても途中で起きてしまう不眠解消レシピ

シダー、ヒノキ、サイプレスなどのセドロールは、眠りにつくまでの時間や、睡眠の質を改善する効果に優れていますが、夜中に目が覚めてしまう「中途覚醒」でもお悩みの方は、ラベンダーをブレンドするとより効果的です。中途覚醒でお悩みの方はこちらを参考にしてみてください→【夜中に目が覚める】不眠(中途覚醒)を改善する3種類のアロマオイル

シダー4滴 + ラベンダー2滴
ヒノキ3滴 + ラベンダー2滴 + ベルガモット1滴

 

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

「【寝付けない夜に効果的なアロマの香り】睡眠導入と安眠のための使い方」をご紹介させていただきました。不眠でお困りの方に少しでもお役に立てると嬉しいです!アロマテラピーは不安な気持ちや、ストレスを癒す効果があり、安眠のためには欠かせない存在です。簡単な方法でも行えますので、ぜひ試してみてください。

 

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