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心のケア

アロマが癒す不眠とうつ状態_女性に効果的なラベンダーオイルの香り

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。【アロマが癒す不眠とうつ状態】女性に効果的なラベンダーオイルの香りをご紹介したいと思います。

「ストレス社会」とよばれる現代社会において、不眠症などの睡眠障害や、気分の落ち込みが続くなどのうつ状態に悩まされる人が増えてきています。それらは女性に多いとされる症状でもあり、若い人たちに急増しています。そんなツラい不眠やうつ状態を感じたときは、アロマテラピーがオススメ。アロマテラピーにはそれらの症状を緩和する研究報告があり、癒しを届けてくれるのです。簡単なアロマテラピーの使い方もご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

不眠とうつ状態に効果的なアロマテラピー

 

オーガニックの有効成分が詰まったアロマオイルには、心地よい香りで癒しを届けてくれるだけでなく、有効成分が不眠やうつ状態を緩和するために働きかけてくれます。その素晴らしい作用は世界中で用いられ、医療現場においても使用された研究報告があります。その数は不眠とうつ状態にたいして200以上の論文が報告されるほど。そのなかでも日本人にも親しまれるラベンダーのアロマオイルがオススメです。

 

 

 

 

女性を悩ませる不眠とうつ状態

 

女性の社会的進出が急速に加速している現在において、精神的な負担の増加が問題視されており、仕事のストレスはもちろんのこと、ライフイベントによる環境や役割の変化、ホルモンの急激な変化など、女性特有のストレスも重なります。女性は男性よりもうつ病を発症する割合が高いとされ、40〜65歳女性において33.1%がうつ病経験者であり、その割合は男性の2倍とも言われるほど。またうつ状態を経験した人の、50%が慢性的な不眠に苦しんでいることも報告されており、若い人たちの間でも増えてきています。そのように悩む人々を救うべく、ラベンダーのアロマオイルを使うことで、不眠やうつ状態を緩和させられないかと検討した研究があります。

 

 

アロマテラピーの研究

不眠を訴える女性42名を対象に、ラベンダーのアロマオイル100%濃度を使用した群、ラベンダーのアロマオイル60%濃度を使用した群、アロマオイルを使用しなかった群においての、睡眠とうつ症状にたいする効果を比較検討した。アロマオイルはハンカチに数滴垂らして枕の中にいれ、夜10時から朝6時までの8時間用いられ、研究は1週間続けられた。

アロマテラピー研究結果

ラベンダーのアロマオイル100%濃度を使用した群、60%濃度を使用した群ともに「眠るまでの時間」「睡眠を維持できる割合」「睡眠の満足度」など、睡眠に対する指標において有意に改善が認められた。またうつ症状においても、ラベンダーのアロマオイルを使用した群では改善が認められ、アロマオイル100%濃度を使用した群は、アロマオイル60%濃度を使用した群、アロマオイルを使用しなかった群と比較して改善効果に優れていた。

 

 

 

 

 

不眠とうつ状態に効果的なラベンダーオイルの使い方

 

アロマテラピーの万能精油ともよばれ、多くの人に親しまれているラベンダー。なかでも真正ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)の品種は、爽やかな甘酸っぱい香りが特徴で、最もラベンダーらしい香りと称されます。癒しと安眠を届けてくれる代表格でもあるラベンダーには、リナロールや酢酸リナリルの有効成分が含まれていて、不安や緊張で揺らぐ心を穏やかに保ち、心身をリラックスさせてくれます。その作用は睡眠ホルモンとよばれる「メラトニン」や、幸せホルモンとよばれる「オキシトシン」を増加させることによるものとも考えられ、眠れない夜や気分が落ち込んでしまったときの、心身のケアに心強い味方となってくれます。香りの相性の良いオレンジスイートや、クラリセージのアロマオイルとブレンドして使うこともオススメです。

 

 

効果的なラベンダーの使い方

不眠やうつ状態を緩和するために働きかけてくれるラベンダーのアロマオイル。効果的なオススメの使い方は3つあります。ご自身のお悩みに合った方法でラベンダーのアロマオイルを取り入れてみてください。

①就寝時に香りを部屋に満たしてあげる

1つ目は就寝時にアロマディフューザーやアロマストーンで、ラベンダーの香りを部屋に満たしてあげる方法です。ベッドの近くに香りを置いてあげることで、寝ている間にも癒しを届けてくれます。アロマストーンを使うときは10滴程度たっぷり使ってあげると良いでしょう。この方法はなかなか寝付けない人や、寝ても途中で起きてしまう人に特にオススメの方法です。

②夜のリラックスタイムに香りを楽しむ

2つ目は夜のリラックスタイムに香りを使う方法で、ラベンダーのアロマオイルを使って、仕事や家事で疲れた心身を癒してあげましょう。この方法は自律神経を整えることで、1日溜まってしまったストレスを軽減し、自然な眠りへと導いてくれます。1日の疲れやストレスに心が沈んでしまったとき、寝付きの悪い人にオススメです。

③気分が落ち込んでしまったときに香りで一息

3つ目は嫌なことがあったとき、ストレスを感じたときにラベンダーのアロマオイルで一息する方法です。ティッシュやコットンにアロマオイルを2滴垂らし、深呼吸するように吸い込むことが効果的。ラベンダーの甘酸っぱい香りが、心を落ち着かせリラックスさせてくれます。

 

 

アロマオイルの注意点

不眠やうつ状態で悩む心身をケアするときに使用するアロマオイルは、精油もしくはエッセンシャルオイルと記載された良質なアロマオイルを選ぶようにしてください。100円均一などで販売されているアロマオイルは合成香料が使用されているため、ご紹介したような効果が期待できません。しっかりと心身のケアを行うときは良質なアロマオイルを使うようにしましょう。アロマ専門店のプラナロム/健草医学舎、ニールズヤード、生活の木のアロマオイルが私のオススメです。

 

 

ニールズヤード 「アロマパルスナイトタイム」

ニールズヤードから販売されているアロマパルスナイトタイムは、ラベンダー、ネロリ、カモミールなどのアロマオイルがブレンドされた、手首や首筋に塗るタイプのロールオンアロマです。ハーブガーデンの中にいるような優しい香りが、頭と体のスイッチをオンからオフに切り替え、心を穏やかにして深い休息へと導いてくれます。就寝前に使うことはもちろん、コンパクトで持ち運びにも便利なアロマパルスナイトタイムは、仕事で疲れてしまったときや、イライラしてしまったとき、気分が落ち込んでしまったときにも、サッと取り出して使うことができます。アロマテラピーを使ったことがない人は、アロマパルスナイトタイムを試してみることも良いと思います。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「【アロマが癒す不眠とうつ状態】女性に効果的なラベンダーオイルの香り」をご紹介させていただきました。オーガニックの有効成分が詰まったラベンダーのアロマオイルは、ツラいことがあり眠れないときや、気分が落ち込んでしまったときに癒しを届けてくれます。簡単な方法でもアロマテラピーは使うことができますので、ぜひ試してみてください。ご紹介した内容が少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

参照:Effects of lavender aromatherapy on insomnia and depression in women college students

 

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