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身体のケア

片頭痛(偏頭痛)の原因と対策に_アロマオイルによる改善効果

偏頭痛でお悩みの方へ!偏頭痛の原因と対策〜アロマテラピーのデータ紹介〜

 

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は片頭痛に関してご紹介したいと思います。片頭痛は全国で840万人もの患者数がいるとされており、皆さんの中にもご経験がある方がいらっしゃるのではないでしょうか?

片頭痛発作を起こさないための対策、発作が起きてしまった時の対処法とともに、偏頭痛に対するアロマテラピーの有効性が発表された研究がありますので、みなさんが日々の生活に取り入れられるようにご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

片頭痛(偏頭痛)とは

 

片頭痛(偏頭痛)は頭の片側が痛むことから片頭痛とされていますが、実際は40%の患者さんが両側の痛みを持っています。医療の用語として「片頭痛」が正しい表記になりますが、「偏頭痛」と書かれることもあり、現在ではどちらを使っても問題ありません。片頭痛の症状として、脈をうつようなズキズキとした痛み、吐き気、嘔吐があり、その症状は4〜72時間も持続します。片頭痛は慢性頭痛の中で8.4%を占めています。

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エーザイHP参照

 

 

片頭痛は20〜30代男性、30〜40代女性に多く、メカニズムはいくつかの説がありますが、セロトニン量や血管の拡張が関係しているとの説が有力です。ストレスがかかる、ストレスからの解放、寝不足・寝すぎ、多飲などによって頭痛発作が引き起こります。また女性では月経時に現れることが多く、性周期と関連していると考えられています。片頭痛の対処法として、病院に通院する10%、市販薬を使う55%、何もしない35%であるとの調査があり、多くの方がセルフメディケーションもしくは我慢しています。

その他の頭痛の種類や、慢性頭痛に関して知りたい方はこちらを参考にしてみてください。→慢性頭痛3つのタイプと原因・対策【効果的なおすすめアロマオイル】

 

 

 

 

 

 

片頭痛の対策と対処法

 

規則正しい生活

寝不足、寝過ぎを避け、休日であっても規則正しい生活を心がけましょう。

 

食生活

ワインやチーズ、オリーブオイル、チョコレートなどの食べ過ぎは片頭痛を起こす恐れがあります。またタバコも原因となりますので、避けるようにしましょう。

 

ストレスをためない

忙しい1日の終わりには、入浴やアロマテラピーなどでリラックスする時間を作るようにしてみてください。また休日にはスポーツや趣味をしてストレスを溜め込まないことも有効です。

 

頭痛体操

埼玉医科大学の荒木先生が推奨している頭痛体操は、片頭痛を予防する上でも効果が期待できます。頭痛体操はこちらの記事を参考にしてみてください。→NHK「頭痛を予防・軽減する!自宅でできる頭痛体操とは」

 

 

片頭痛が発作がおきた時の対処法

部屋を暗くして寝たり、痛む部分をアイスパックや氷で冷やすと血管が収縮するので、痛みが和らぎます。コーヒーや緑茶に含まれるカフェインも血管を収縮させるので、発作が起きたときには痛みが楽になることがあります。ただしカフェインを取りすぎると、逆に片頭痛の回数を増やす可能性がありますので、飲み過ぎには注意してください。

 

 

 

 

 

片頭痛に対するアロマテラピーの効果

 

西洋ではラベンダーやペパーミントなどのアロマオイル(精油)を用いた、アロマテラピーが頭痛に使用されてきましたが、日本においても片頭痛の予防効果が発表されましたので、ご紹介したいと思います。

 

実験方法

片頭痛患者44名に対して、アロマテラピーを行う22名とアロマテラピーを行わない22名の頭痛発作回数の変化を比較。グレープフルーツ精油、オレンジスイート精油、イランイラン精油の中から、患者が心地よいと感じる精油を1つを選択(グレープフルーツ3滴、オレンジスイート3滴、イランイラン1滴のいずれか)。毎日決まった夜間の時間に10分間、芳香浴器を顔の30cmのところに置き、香りを嗅いだ。

 

実験結果

アロマテラピーを実施した患者で、導入前後の片頭痛発作回数がアロマテラピーを実施していない患者に比べ、有意に減少。

アロマテラピーによる偏頭痛発作回数

アロマテラピー学雑誌、Vol.15, No.1, 63-67, 2015「片頭痛患者におけるアロマテラピーの効果」

 

 

 

 

 

 

おすすめのアロマテラピーの使い方

 

ご紹介した研究では、10分間芳香浴器を使ってアロマテラピーを行うことで、片頭痛への効果を得ることができました。芳香浴にはさまざまな方法がありますが、簡単な方法として3つおすすめをご紹介します。

 

ティッシュやハンカチに垂らすだけ

ティッシュやハンカチなどに、アロマオイル(精油)1~2滴垂らして香りを嗅ぐ方法です。アロマオイル以外に購入しなくてもいいので、非常に手軽に取り入れることができます。

 

コップのお湯に加える

コップにお湯をそそぎ、アロマオイル(精油)を1〜5滴垂らすだけでも香りが広がり、机に置いても使えます。ただしアロマオイルの香りがコップについてしまう可能性があるので、アロマテラピー専用のコップにすると良いでしょう。

 

アロマディフューザーを使う

最もしっかりと香りを嗅ぐことができる方法です。研究で使われたグレープフルーツ精油やオレンジスイート精油、イランイラン精油を使ってもいいですし、この3つの精油がブレンドされたアロマオイルを使うこともおすすめです。アロマ雑貨店「生活の木」で発売している「アロモアミニ」はコンパクトで可愛らしいデザインのアロマディフューザーで、水を使用しないため、アロマオイル本来の香りを楽しむことができます。アロマオイルのボトルを直接取り付けて使うことができるので簡単ですし、2時間で自動停止機能もあるため、うっかり寝てしまっても安心です。生活の木には、頭痛に効果的なオレンジとラベンダーがブレンドされている「夜ブレンド」がありますので、ディフューザーとセットで使用すると良いと思います。

 

ふみや
ふみや

他にもアロマテラピーを使うことで、偏頭痛の痛みや吐き気を軽減した研究があります。詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください→【偏頭痛の痛みや吐き気の症状に】効果的なアロマオイルの使い方

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。

片頭痛の対策と対処法、アロマテラピーについてもご紹介させていただきました。少しでも片頭痛の悩み解決にお役に立てると嬉しいです。アロマテラピーも簡単な方法でできますので、ぜひ試してみてください。

 

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