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つらい夜勤仕事のストレス軽減に_効果的な2種類のアロマオイル

 

 

こんにちは、アロマ薬剤師のふみやです。今回は夜勤勤務の看護師さんに対する、心理的ストレス軽減を目的としたアロマテラピーの研究を、ご紹介したいと思います。

夜勤仕事によるストレス増加はさまざまな報告があり、「寝ても疲れがとれない」、「気分が優れない」、「怒りっぽくなる」などの問題点があげられています。

看護師だけでなく、医師、薬剤師も同様でありますし、その他にも介護やドライバーの方々も、夜間の勤務にストレスを感じるのではないでしょうか?そのように夜勤のストレスに悩む方々に、おすすめの研究を2つご紹介しますので、ぜひ読んでみてください!

 

 

 

 

【つらい夜勤仕事のストレス軽減に】効果的なラベンダーオイル

 

仮眠時間にラベンダーのアロマオイル(精油)をコットンに1滴垂らし、眠りにつくことによって、「リラックスできた」ことを実感したり、「頭がクリアになった」との結果が得られた研究があります。

 

研究内容

ICU・CCUに勤務する看護師45名を対象に、アロマテラピーを使用しない夜勤時と、使用した夜勤時での、精神的・身体的疲労度を比較。アロマテラピーの使用方法は、ラベンダーのアロマオイルをコットンに1滴垂らし、枕元に置き仮眠をとった(午前2〜4時)。

 

研究結果

アロマテラピーを使用した夜勤終了後において、精神的症状の「考えがまとまらない」が有意差をもって改善。アロマテラピーの印象として、リラックスできた割合が85%、疲労緩和に効果がある割合が92%、今後も取り入れたい割合が95%であった。身体的疲労度の改善は認められなかった。

 

研究から考えられること(私見)

アロマテラピーを使用しても身体的疲労の改善には至りませんでしたが、精神的な疲労を改善することができました。ラベンダーのアロマオイル(精油)にはリラックス効果のある「リナロール」が含まれており、心を落ち着かせることで、精神的なストレス軽減につながったと考えられます。

ふみや
ふみや

仮眠の時間のときに香りを漂わせるだけなので、非常に簡単に取り入れられる方法ですね!

 

引用:日集中医誌2002;9;55~56「夜勤看護師の疲労緩和にアロマテラピーは有効か」

 

 

 

 

 

【つらい夜勤仕事のストレス軽減に】効果的なヒノキオイル

 

夜勤勤務の間アロマディフュザーで、ヒノキのアロマオイル(精油)の香りを漂わせることによって、心理的ストレスを軽減できた研究があります。

 

研究方法

集中治療室に勤務する女性看護師16名を対象に、水道水800mlにヒノキのアロマオイル10適を加え、アロマディフュザーでアロマ芳香浴(10時間連続稼働)を実施する時と、水道水800mlのみを使用した時を、各3回ずつ実施し心理的ストレスを比較。心理的ストレスの評価は短縮版POMS(一時的な気分や感情の変化を評価)を使用。

 

研究結果

アロマオイルを用いた時に、TMD得点(「緊張・不安」、「抑うつ・落胆」・「怒り・敵意」、「疲労・無気力」、「混乱・当惑」の合計スコア)と「怒り・敵意」が有意差をもって改善した。

研究から考えられること(私見)

この研究でも心理的ストレスの改善が確認されました。特にヒノキオイルには、夜勤の疲れから、怒りっぽくなってしまったり、精神的に疲労が強い場合に効果が期待できそうです。ヒノキのアロマオイルに含まれるテルペン類のリラックス効果が、このような結果につながったと考えられます。

 

ふみや
ふみや

ヒノキオイルの効果は素晴らしいですね!ただ、勤務場所に10時間香りを漂わせるには、現実的には難しいかもしれません…

 

引用:日集中医誌 2015;22:227-8. 「ヒノキアロマ芳香浴を用いた夜勤看護師の心理的ストレス軽減効果」

 

 

 

 

 

 

【つらい夜勤仕事のストレス軽減】アロマテラピーの使い方

 

今回は2つの研究をご紹介させていただきましたが、ラベンダーオイル、ヒノキオイルには、心理的ストレス軽減に効果ができる結果でありました。ご紹介した研究をもとに、私が考えるおすすめのアロマテラピーの使い方をご紹介させていただきます。

 

仮眠時にアロマテラピー

仮眠をとる時にラベンダーオイル、ヒノキオイルを単独で使っても良いですし、この2つをブレンドすると、香りの相性も良く効果も期待できます。コットンやティッシュに、アロマオイルを2〜3滴垂らして使ってみてください。

 

生活の木「ひのき時間」

生活の木から発売されている「ひのき時間」は、ヒノキ、ベチバー、イモーテルなどがブレンドされていて、日本人に馴染みの深い香りになっています。特に夜勤明けに、怒りっぽくなってしまう方や、精神的な疲労が強い方におすすめです。アロマオイルと同じように、コットンやティッシュに2〜3滴垂らして使ってみてください。

 

ニールズヤード「グッドナイトピローミスト」

ニールズヤードから発売されている「グッドナイトピローミスト」は、ラベンダーをはじめ、カモミールやゼラニウムなどがブレンドされており、癒しと睡眠のためのアロマオイルが多く使われています。ハーブの香りと柑橘系の香りが絶妙に良いバランスになっている、ニールズヤードの人気商品です。ストレスが強い方や、仮眠時間にあまり眠れない方におすすめです。仮眠室にシュッとスプレーしてから仮眠を取ってみてください。

 

ニールズヤード「アロマパルスリラクセーション」

ニールズヤードから発売されている「アロマパルスリラクセーション」は、ラベンダーやゼラニウム、フランキンセンスがブレンドされている、塗るタイプのアロマです。持ち運びにも便利で、手首の内側や耳の後ろに塗ってから仮眠を取ってみてください。ハーブと花の香りがマッチしたブレンドになっています。

 

 

夜勤明けにアロマバス

夜勤で疲れた身体を癒すためにもアロマバスもおすすめです。

ご自身の好きな香りにしたり、疲労回復を期待してブレンドすることができますので、いつものお風呂をより楽しむことができます。夜勤で身体がクタクタの時や、ストレスを感じた時などに試してみてくださいね。アロマ入浴剤の作り方はこちらをご参考にしてください→いつものお風呂を効果的に!おすすめアロマ入浴剤の作り方

 

プラナロム/ケンソー「バスオイル」

プラナロム/ケンソーから発売されているバスオイル「リフレッシュネス」は、森林浴を思わせるような香りで、ヒノキと同じ樹木の香りがするアカマツヨーロッパや、爽やかな香りのアルベンシスミントが入っており、気分転換に最適です。

 

ハピネス」はラベンダー、イランイラン、マンダリンなどの人気の香りが多くブレンドされており、落ち着きのある幸福感を感じる香りになっています。疲れを忘れるためにも、おすすめの商品です。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

「【つらい夜勤仕事のストレス軽減に】効果的な2種類のアロマオイル」をご紹介させていただきました。夜勤はストレスがかかることが多く大変な仕事です。ご自身のケアのためにも、アロマテラピーは簡単な方法で行えますので、ぜひ試してみてください。少しでも皆さんのお悩み解決にお役に立てると嬉しいです!

 

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