こんにちは、アロマ薬剤師のふみやです.
今回はメディアなどでもよく聞く「逆流性食道炎」に関して紹介していきたいと思います。みぞおちから胸にかけて、ジリジリ・ヒリヒリ焼けるような痛みやモヤモヤする「胸やけ」、口の中が酸っぱく感じたり、げっぷのでる「呑酸(どんさん)」があれば逆流性食道炎かもしれません。そのような方にご自身でできる対策とアロマテラピーをご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
逆流性食道炎とは
胃酸を多く含む胃の内容物が食道の中に逆流して起こる病態の総称を、胃食道逆流症(GERD)といいます。胃食道逆流症(GERD)は、症状や食道の粘膜の状態によって、逆流性食道炎と非びらん性胃食道逆流症(NERD)とに分けられます。
食生活の欧米化、生活習慣の悪化、ストレスなどが原因となり、逆流性食道炎を発症する人が増加しています。現在では日本人の3人に1人は胃食道逆流症及び逆流性食道炎を有しているとされています。
逆流性食道炎の症状
食道に胃酸が逆流することでおきる、胸やけと呑酸(どんさん)が特徴的な症状です。
胸やけとは、みぞおちから胸にかけて、焼けるような痛みやモヤモヤした感じの症状であり、呑酸とは口や喉に酸っぱいもしくは苦く感じる症状です。逆流性食道炎は狭心症よりも生活の質を下げるともいわれています。
逆流性食道炎になりやすい人
主にはこのような人たちがなりやすいといわれています。症状がある人は当てはまることもあるのではないでしょうか?改善するためにはそのようなことを避けてみてくださいね。
すぐできる対策と薬物治療
食事・生活の改善
- 暴飲暴食をさける
- 脂っこいものを少なくする
- 寝る前に食事をしない
- 寝るときに上半身を少し高くする
- 減量を心がける
- お腹をしめつけない
- 禁煙・節酒
- ストレスをためない
上記のことを行うと逆流性食道炎の症状を抑えることができるかもしれませんので、まずはご自身で行ってみてください。
薬物治療
- PPI(プロトンポンプ阻害薬)
- H2受容体拮抗薬
- P-CAB(カリウムイオン競合型アシッドブロッカー)
胃酸を抑える薬になり、PPIやP-CABが胃酸を抑える力が強いため、医療の現場では多く使用されます。H2受容体拮抗薬はドラッグストアで販売されている「ガスター」などのことです。
アロマテラピー
ここからはアロマテラピーご紹介したいと思います。アロマテラピーに使用されるアロマオイル(精油)は日本では残念ながら医薬品ではありませんが、多くの有効成分を含んでおり効果が期待されています。
自身でブレンド
- カモマイル・ローマン 2滴
- ペパーミント 1滴
- バジル 2滴
上記のアロマオイル(精油)をキャリオイル10mlとブレンドして、みぞおちに塗ると消化促進や胃酸を抑える作用が期待できます。カモマイルローマンのりんごに似た甘い香りとペパーミントとバジルのすっきりした香りがマッチした、個人的にも好きな香りです。
カモマイル・ローマンはストレス軽減やタバコを吸いたいイライラを沈める作用も期待できるため、ストレスで胸やけや呑酸がおきる方や喫煙者の方におすすめのレシピです。
昼間におすすめ
ケンソーから発売されている「コンセントレート」が昼間にはおすすめです。
アロマフレグランスになっているため、香水のようにご使用でき、出先でも活躍してくれます。消化促進や胃酸を抑える作用が期待できるペパーミントとバジルがブレンドされるいますし、集中力アップが期待できるローズマリー・シネオールもブレンドされているため、仕事中などに特におすすめです。
1日の終わりにリラックス
1日のお終わりのリラックスタイムに生活の木から発売されている「ミッドナイトフラワー ティーバッグ」がおすすめです。
ハーブティーなのでリラックス作用もありますが、それだけでなくペパーミントもブレンドされていますので、胃酸を抑える作用も期待できます。
いかがだったでしょうか。
逆流性食道炎の対策とアロマテラピーをご理解いただけたでしょうか?せっかくアロマテラピーを行うのであれば、100%オーガニックかつ高品質のアロマオイル(精油)を使うようにしてくださいね。プラナロム/ケンソーは非常に品質が高いため、特におすすめです。少しでもみなさんのお役に立てると嬉しいです!アロマテラピーも簡単な方法で行えますので、ぜひ実践してみてください。