こんにちは、アロマ薬剤師のふみやです。
今回はウイルス感染予防のために家庭でできる対策をご紹介していきたいと思います。最近では新型コロナウイルスの流行などもあり、みなさんも心配されているのではないでしょうか。
「3密」を避ける、「手洗い・うがい」はもちろん有効な対策になりますが、それ以外に関して紹介していきますので、ぜひとも読んでみてください。
ウイルス感染予防に重要なこと
ウイルスには普通感冒(風邪)を引き起こすコロナウイルスや、流行性感冒(インフルエンザ)を引き起こすインフルエンザウイルス、ヘルペスウイルスなどがあります。
ヒトからヒトへと感染するウイルスですが、くしゃみなどの飛沫感染、ウイルスを持っている人やものと接触することでの接触感染がありますが、ウイルスが身体に入ったからといって必ず発症するわけありません。私たちの身体はウイルスを排除しようとする力(免疫力)が働き発症しないこともあるのです。
しかしながらストレスや疲れなどの理由で免疫力が弱っていると発症してしまいますので、感染症対策において重要なのが、下の3つになります。
- ウイルスを身体に入れない
- 免疫力を高めて増殖を抑える
- 体調を整える
インフルエンザは口などに付着したのちに約20分で細胞内に入ります。1つのウイルスが8時間後には100個、24時間後には100万個まで増殖します・・・、やはりウイルスを身体にいれない、免疫力で抑えこむことが重要ですね
ウイルス感染症対策〜最新おすすめ3選〜
それではここから、家庭でできる感染症対策をご紹介していきたいと思います。
アルコール除菌
一般的には感染症予防には70%程度が推奨されています。
商品によってはアルコールやエタノールなどの記載がありますが、アルコールはエタノールやメタノールなどの総称を表しており、一般に消毒に用いられるアルコールはエタノールをさしていますので、一緒であると考えて大丈夫です。ただし、ハンドソープなどを用いてしっかりと手洗いすればウイルスを除去できるので、手洗いをした後にアルコールを付ける必要はありません。
次亜塩素酸ナトリウム
家庭で使用されている「キッチンハイター」等に含まれる次亜塩素酸ナトリウムがウイルスに有効であるとされ、ドアノブやテーブルの除菌に使用されます。
使用方法としては布に染み込ませてドアノブやテーブルを拭きますが、変色や腐食を防ぐためにも、使用後は水拭きをしっかり行うことが重要です。厚生労働省のホームページにも記載されており、濃度が0.05%以上が推奨されています。
厚生労働省:新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q3-2
キッチンハイターの場合
キャップ1杯が25mlになりますので、市販の2Lペットボトルにキッチンハイターを1杯、もしくは500mlのペットボトルのキャップ(5ml)にキッチンハイターを入れ、水で薄めることでも簡単に作ることができます。
その他の注意点は下に記載します。
- 手指消毒には使用しない
- ゴム手袋などを使用し、直接さわらない
- 金属や布を腐食や変色を起こす場合がある
- 十分換気する、目に入らないようにする
アロマテラピー
アロマテラピーで使用されるアロマオイル(精油)のなかには免疫力アップや抗ウイルス作用が期待されるものが多くあり、ヨーロッパなどでは昔から感染症予防などに使われてきました。
シナモン・カッシア
シナモン・カッシアは、含有成分のケイ皮アルデヒドに強い抗ウイルス作用や抗菌作用があり、免疫を高める効果も期待されています。お菓子などに入っていて香りが好きな人も多いのではないでしょうか。ただし精油の場合匂いが強すぎると感じることもあるので、少量から使ってみてくださいね。
ユーカリ・グロブルス
ユーカリ・グロブルスは、含有成分の1,8シネオールなどに免疫力アップや抗ウイルス作用があります。さわやかなツーンとした香りが特徴的で、鼻やのどなどの風邪症状や花粉症にもおすすめです。香りが強すぎると感じたらラベンダーなどとブレンドすると香りもマイルドになります。
ラヴィンツァラ(ラヴィンサラ)
ラヴィンツァラは、ユーカリ・グルブルスと同じ、含有成分の1,8シネオールなどに免疫力アップや抗ウイルス作用があります。さわやかなツーンとした香りは気分をリラックスさせ、安眠にも良いとされています。お子さんやご高齢のかたにも安心して使用できる精油です(ケトン類を含まないため)。
オレガノ
オレガノは、含有成分のフェノール類には高い抗ウイルス作用や抗菌作用があります。メキシコ料理やイタリア料理でもおなじみですが、飲むカプセルとしても販売されており、冬などの感染症が流行る時期には売り切れになるぐらい人気の商品です。やや苦いスパーシーな香りで、憂鬱な時に元気にしてくれる効果も期待できます。私もシダーなどとブレンドして使っています。
ティートゥリー
ティートゥリーは、アロマテラピーの中でも人気の高い精油で、オーストラリアではアボリジニが使用していたとされています。フレッシュでスパーシーな香りが特徴で、抗ウイルス作用や抗菌作用があり、含有成分のテルピネン−4−オールには免疫を高めたり、癒しを与えてくれる作用があります。他の精油とのブレンドする際にもおすすめです。
アロマテラピーの使い方
実際には「どのように活用すればいいの」、「いろいろ準備が面倒くさそう」などと感じるかたもいらっしゃるかもしれないでの使い方をご紹介します。
- アロマディフューザー
- ルームスプレー
この2つはリビング、寝室、トイレなどに使用するのがおすすめです。アロマディフューザーは水で薄めないタイプのものがお手入れも簡単で便利です。ルームスプレーの使い方としては、ルームスプレーとしてはもちろん、家に帰った時や出先で手に使ってもいいですし、マスクの外側に吹きかけても使えます。ご自身でルームスプレーを作ってみたいときは、こちらを参考にしてみてください
→ウイルス・風邪対策に!マスクにも使えるアロマスプレーの作り方と注意点
生活の木ではマスクスプレーやハンドスプレーとして販売されている商品がありますので、アロマテラピーを行ったことがない人は、最初に試してみるのも良いと思います
いかがたっだでしょうか。
みなさんの感染症予防対策に、少しでもお役に立てると嬉しいです!
アロマテラピーも簡単に使うことができますので、ぜひ試してみてください。