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女性の心身トラブル

アロマの香りで女性ホルモンのバランスを整える_更年期障害にオススメ

 

 

こんにちは、アロマ薬剤師のふみやです。イライラやダルさなど、さまざまな症状で女性を悩ます更年期障害。

  • 「最近、更年期症状がでているのではないかと心配」
  • 「ちょっとしたことでイライラしてしまう」
  • 「眠れない、日中眠い、だるさを感じる」

そのようにお悩みの方にオススメの記事になっています。今回は更年期障害をおこす原因である「女性ホルモン」と更年期障害の関係性や、「女性ホルモン」に対するアロマオイル(精油)の効果に関してご紹介したいと思います。効果的なアロマテラピーの使い方もご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

女性ホルモンと更年期障害の関係

 

女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。

主にはエストロゲンは「妊娠の準備」「女性らしいカラダづくり」、プロゲステロンは「妊娠の維持」「基礎体温の上昇」といった役割をもっていますが、更年期障害はエストロゲンが減ってしまうことで、さまざまな症状が出てきます。

 

女性ホルモンと更年期障害

エストロゲンは肌や髪の潤いを保つ、女性特有の丸みのあるカラダをつくる、乳房の発育、自律神経を安定されるなどの「妊娠の準備」「女性らしいカラダづくり」のために、女性にとって心身ともに大切な働きをしています。しかしながらエストロゲンは年齢とともに減少することがわかっており、30歳前後をピークに40歳を過ぎるころになると、卵巣の働きの衰えととも減りはじめ、やがて50歳頃に閉経を迎えます。この閉経前後の10年間が「更年期」であり、ホルモンバランスが急激に崩れるこの期間は心と身体に不快な症状がでてきます。その期間におこる他の病気ではない症状を「更年期症状」、その症状によって日常生活に支障をきたす状態を「更年期障害」といいます。

 

更年期症状

血管運動による神経症状
  • ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗)
その他の身体の症状
  • 肩こり、腰痛、便秘、吐き気、動悸、冷え、めまい、頭痛、疲れやすい(だるさ)
心の症状
  • 気分の落ち込み、イライラ、睡眠障害(不眠、眠気)、不安感

 

ふみや
ふみや

更年期症状のなかでも特に多いのが、肩こり、イライラ、だるさ、頭痛、のぼせ、腰痛、睡眠障害(不眠、眠気)です

 

 

 

 

女性のホルモンバランスを整える効果的なアロマテラピー

 

ゼラニウムとローズオットーのアロマオイル(精油)の香りを使うことで、エストロゲンを増加させる効果が認められた研究結果があります。

 

研究内容

40歳代の女性15名を対象に、10種類のアロマオイルをそれぞれを20分間吸入し、唾液中の女性ホルモン(エストロゲン)濃度を測定した。結果として10種類のアロマオイルのうち、ゼラニウムとローズオットーのアロマオイルの香りを吸入した際に、唾液中のエストロゲン濃度が有意に上昇した。

使用したアロマオイル

イランイラン、オレンジ・スイート、カモミール・ローマン、クラリセージ、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダー、ローズオットー

参照:Neuroendocrinology Letters, Vol.37, No.8, 2017: pp 567-572「Effects of essential oil exposure on salivary estrogen concentration in perimenopausal women」

 

研究結果について

ご紹介した研究では「アロマオイルの香りを吸入するだけ」で、唾液中のエストロゲンを増加させることができました。香りだけで女性ホルモンを増やすことができるアロマテラピーのチカラは素晴らしいですね。唾液中エストロゲンは血液中エストロゲンの量と比例しているとの研究もあり、今回の研究結果からもゼラニウムとローズオットーのアロマオイルには、全身のエストロゲンの量を増加できる可能性があるように思えます。また他のアロマテラピーの研究でもゼラニウムやローズのアロマオイルを使用すると、更年期症状が改善した報告もあり、更年期の女性においてアロマテラピーは心強い味方なのです。

 

 

 

 

 

【更年期女性におすすめ】アロマテラピーの使い方

 

ご紹介したアロマテラピーの研究では、ゼラニウムとローズオットーのアロマオイル(精油)の香りを20分間吸入することによって、女性ホルモンを増加させる効果が認められましたので、これらをもとにオススメのアロマテラピーの使い方をご紹介したいと思います。

ゼラニウムとローズオットーのアロマオイルを、アロマディフューザーやアロマストーンを使って、香りを楽しむ方法がシンプルでオススメの方法です。その際は香りを深呼吸するようにしっかりと吸入してみてください。注意点としては、使用するアロマオイルはオーガニックで良質なものを選ぶようにしてください。アロマテラピーの研究において、女性ホルモンを増加する効果や症状を改善する研究結果がありますが、それらの研究では精油が使用されています。精油は植物から抽出した有効成分を多く含んでおり、香りを合成して作ったアロマオイルでは効果が期待できない可能性が高いためです。少し値段が高くても良質なアロマオイル(精油)を選ぶことがオススメです。

アロマオイルを選ぶ際の注意点はこちらを参考にしてみてください→【アロマオイル/エッセンシャルオイル/精油】3つの違いと注意点

 

 

NEAL’S YARD(ニールズヤード) 「ウーマンズバランス」

NEAL’S YARD(ニールズヤード)から発売されている「ウーマンズバランス」はローズ、ゼラニウムやフランキンセンスなどのアロマオイルがブレンドされたオイルです。ニールズヤードの中でも女性人気の高い商品で、やさしく華やかな香りが、女性らしさを高めたいとき、忙しさが続いているときなど、部屋に香らせてリラックスタイムを演出してくれます。そのままディフューザーやアロマストーンに使うことができます。アロマテラピーを行ったことがなければ、まずはブレンドされたものを購入されるとこもオススメです。またウーマンズバランスには塗るタイプの「アロマパルスウーマンズバランス」も発売されています。コンパクトで可愛らしいデザインで、持ち運びにも便利なので、外出先でもサッと塗って使うことができます。パルスポイント(脈打つ部分)の手首の内側や耳の後ろ、膝の後ろなどに使うアロマですが、香りを20分間楽しむためにも耳の後ろがオススメです。

 

 

生活の木 「ボディートリートメントジェル」

生活の木から発売されている「ボディートリートメントジェル」は、ゼラニウムやローズオットー、パルマローザ、クラリセージなど女性に嬉しいアロマオイルがブレンドされたボディージェルです。花をイメージした甘く爽やかでフローラルな香りが特徴で、お肌に潤いを与え、ボディーを引き締める働きもしてくれます。保湿しつつもベタつきが少なく、1年を通して使うことができるのでオススメです。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

「【アロマの香りで女性ホルモンのバランスを整える】更年期障害にオススメ」に関して、ご紹介させていただきました。アロマテラピーが皆さんのお悩み解決にお役に立てると嬉しいです!ぜひ試してみてください。

 

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