こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【匂いが感じにくい、嗅覚障害・衰え?】鼻を活発にするアロマオイルをご紹介したいと思います。
年齢による嗅覚の衰えや、副鼻腔炎、風邪を引いたあとなどにニオイを感じにくいことはありませんか?嗅覚障害は美味しい料理の匂いを感じられない、ガス漏れなどに気が付かないなど、生活に影響を及ぼすことがあります。そのような嗅覚障害や衰えに対して、鼻の働きを活発にするオススメのアロマオイル(精油)をご紹介したいと思います。日々の生活でのアロマテラピーの使い方もご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。
匂いを感じにくくなる原因とは
匂いを感じるとき、通常は匂いの粒子が嗅粘膜の線毛によってキャッチされることで、嗅神経を通って脳へ伝わり匂いを感じることができます。しかし50代を過ぎると徐々に嗅覚は衰えはじめ、嗅粘膜が薄くなることで匂いを感じにくくなったり、病気などによって鼻の中に炎症が起こることでも、匂いを感じにくくなってしまいます。食べ物の味覚には嗅覚が大きく関与しており、嗅覚が衰えてくると味の区別ができなくなる可能性もあり、嗅覚はとても大切な役割を持っているのです。
嗅覚障害をおこす病気
- 副鼻腔炎
- 風邪
- アレルギー性鼻炎
- 鼻中隔の歪み
【匂いが感じにくい】鼻の働きを活発にするアロマオイル
ラベンダー、ユーカリのアロマオイル(精油)と、メントールの成分によって、鼻の線毛の働きを活発化させる研究結果があります。
線毛機能の障害は再発性副鼻腔炎および慢性副鼻腔炎につながる可能性があるため、線毛上皮に対して植物油とアロマオイルがどのような働きをするか評価するために、研究が実施されました。ゴマ油、大豆油、落花生油、タイム、ラベンダー、ユーカリ、メントールなどが使用され、タイムのアロマオイル以外で鼻の線毛の動きを活発化される効果が確認され、植物油のなかでは最もピーナッツ油の効果が高かった結果になりました。
この研究結果を考えると、匂いが感じにくいなどの嗅覚障害や衰えに対して、ラベンダー、ユーカリ、ペパーミント(メントールを多く含む)のアロマオイルには改善する効果が期待できます。
参照:Influence of essential and fatty oils on ciliary beat frequency of human nasal epithelial cells
【嗅覚障害や衰え】に効果的なアロマテラピーの使い方
ここからは研究結果をもとに、嗅覚障害や衰えに対して効果的なラベンダー、ユーカリ、ペパーミントのアロマオイル(精油)の使い方に関してご紹介したいと思います。
使い方としては1日に1回程度アロマディフューザーやアロマストーンを使って、香りを吸入する方法がオススメです。アロマオイルの香りを深呼吸するように、ゆっくり大きく吸い込むと良いでしょう。アロマディフューザーは熱や水を使用しないタイプが、アロマオイル本来の香りを楽しむことができますので、熱や水を使用しない超音波タイプのものがオススメです。アロマストーンであれば5滴程度使うと20〜30分香りを楽しむことができます。
プラナロム 「プロヴァンス」
プラナロムから発売されている「プロヴァンス」は、ラベンダーのアロマオイルを中心に、ユーカリ、ローズマリー、レモンなどがブレンドされた、アロマオイル100%のルームコロンです。ラベンダー畑でそよ風に揺られるような香りで、気分を落ち着かせてくれ、疲れたときやストレスを感じたときなどにもオススメです。アロマオイル100%なのでアロマストーンにそのまま垂らして使うことができます。プラナロムのアロマオイルはオーガニックであり、有効成分の管理も徹底されているため、アロマテラピー経験者からも人気のブランドです。
プラナロム 「ユーカリピュア」
プラナロムから発売されている「ユーカリピュア」は、ユーカリのアロマオイルを中心に、ペパーミント、マジョラム、アトラスシダーがブレンドされた、アロマオイル100%のルームコロンです。透き通るような爽やかな香りが、鼻の中と気分をリフレッシュさせてくれます。プロヴァンスと同じようにそのままアロマストーン垂らしたりして使用してみてください。アロマストーンをお持ちでなけれは、ティッシュやコットンに数滴垂らして香りを楽しむ方法もオススメです。
生活の木 「スティックアロマ スーッとノーズ」
生活の木から発売されている「スティックアロマ スーッとノーズ」は、ペパーミントやライム、国産メントールがブレンドされたスティック型のアロマです。キャップをはずすだけで、簡単に香りを楽しむことができ、外出中や会社などにも持ち運んで使うのにオススメです。ペパーミントやライムのスッキリとした香りが眠気覚ましにもピッタリです。
いかがだったでしょうか?
「【匂いが感じにくい、嗅覚障害・衰え?】鼻を活発にするアロマオイル」をご紹介させていただきました。皆さんのお悩みに少しでもお役に立てると嬉しいです!アロマテラピーは簡単な方法でも行えますので、ぜひ試してください。嗅覚障害が続いている場合は、病気の可能性もありますので、早めに医療機関を受診することもお忘れなく。