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心のケア

ぐっすり眠れない…睡眠障害に効果的な2種類のアロマオイルの使い方

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は「ぐっすり眠れない…睡眠障害に効果的な2種類のアロマオイルの使い方」をご紹介したいと思います。皆さんもアロマテラピーがリラックスや安眠に良いと聞いたことはないでしょうか?今回は研究論文で発表された「睡眠の質」に対してのデータをご紹介したいと思います。その研究をもとにどんなアロマオイル(精油)が睡眠に良いのか、またどのような使い方をすれば良いのかを解説していきたいと思います。

  • なかなか寝付けない
  • 寝ても途中で起きてしまう
  • 朝起きたくないのに目が覚めてしまう
  • 睡眠時間はしっかり確保しているのに、ぐっすり眠った感じがしない

このようにお悩みの方々に特におすすめの記事になっていますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

睡眠障害とは

 

睡眠障害とは睡眠に何らかの問題がある状態をいいます。睡眠障害には代表的な不眠症だけでなく、昼間眠くてしかたないという状態や、睡眠中に起きてくる病的な運動や行動、睡眠のリズムが乱れて戻せない状態など多くの病気が含まれます。日本人の21%(5人に1人)が睡眠障害をもっているとされています。

 

睡眠障害の4つのタイプ

入眠障害

床に入ってもなかなか寝つけない、眠りにつくのに30分~1時間以上かかりそれを苦痛と感じる状態です。不眠症の訴えで最も多く、不安や緊張が強い時におこりやすいといわれています。

中途覚醒

睡眠中に何度も目が覚めて、その後なかなか寝つけない状態です。歳をとるにしたがって眠りがだんだんと浅くなり目覚めやすくなります。日本人の成人の不眠で最も多く、中高年・高齢者に多くみられます。

早朝覚醒

自分の望む起床時刻より2時間以上早く目覚めてしまう状態です。歳をとると体内時計のリズムが前にずれやすく、また若い人に比べて夜遅くまで起きているのがつらくなるので早寝早起きになります。高齢者やうつ病にもよくみられる症状です。

熟眠障害

睡眠時間は十分なのに、ぐっすり眠った感じが得られない眠りが浅い状態です。睡眠時無呼吸症候群や寝ている間に足がピクんピクんと動くなど、睡眠中に症状の現れる病気が関係していることもあります。

 

ふみや
ふみや

内容を入力してください。不眠症のメカニズム・対策・治療に関して詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください→ストレスで眠れない…【不眠の原因・対策とアロマオイルの効能】

 

 

 

 

ぐっすり眠れない…睡眠障害に効果的な2種類のアロマオイル

 

ラベンダーとオレンジスウィートのアロマオイル(精油)を使うことで、睡眠の質を改善した研究論文があります。ここからは研究論文で発表されたデータをご紹介したいと思います。研究内容にご興味がなければ、次の項目の「アロマテラピーの使い方」をご覧いただき、日々の生活でのアロマテラピーの使い方の参考にしてください。

 

研究内容

18〜24歳の健康な大学生12人を対象に、ラベンダーとオレンジスウィートのアロマオイル(精油)を使用する日と、使用しない日での睡眠の質を比較。プラナロム社のアロマオイルをティッシュペーパーの上に2滴垂らし、就寝の際に枕元に5日間置いて使用した。睡眠の質の客観的指標はとして、ActiSleepMonitor(ASM)を使用して、総睡眠時間、睡眠効率、睡眠潜時、中途覚醒時間を計測。その他に主観的指標として睡眠の質に対しての自己評価を実施。

ふみや
ふみや

総睡眠時間は「睡眠時間の合計」、睡眠効率は「ベットで過ごした時間と眠っている時間の比率」、睡眠潜時は「寝付くまでの時間」、中途覚醒時間は「途中で目が覚めてしまう時間」簡単に言うとこんなイメージです

 

研究結果

【客観的指標】

睡眠の質が悪い対象者において、ラベンダーのアロマオイルを使った群で「睡眠潜時」を改善し、オレンジスウィートのアロマオイルを使った群において「睡眠の維持」、「睡眠時間」を改善した。

 

参照:Effects of essential oil inhalation on objective and subjective sleep quality in healthy university students

 

 

 

 

 

睡眠障害に対するアロマテラピー研究から考えられること

 

ご紹介した研究からラベンダーとオレンジスウィートのアロマオイルを使うことで、睡眠の質を改善することが期待できます。

特にラベンダーのアロマオイルは「睡眠潜時」を改善しましたので、寝たくてもなかなか寝付けない方におすすめで、オレンジスウィートのアロマオイルは「睡眠の維持」、「睡眠時間」を改善しましたので、寝ても途中で起きてしまったり、朝起きたくないのに目が覚めてしまう方がお使いになると良いと思います。

このような効果が得られた理由として、ラベンダーに含まれる「リナロール」の成分によって心身を落ち着かせリラックスさせる作用や、オレンジスウィートに含まれる「d-リモネン」の成分によって精神を安定させる作用による効果だと考えられます。また研究で行われた方法は、アロマオイルをティッシュペーパーに2滴垂らすだけのシンプルな方法であり、アロマテラピーを行ったことがない人にも試しやすくて良いのではないでしょうか。

 

アロマテラピーに効果がある理由

アロマテラピーは嗅覚を通してダイレクトに脳に伝わるため、心身を安定させリラックスさせたり、ストレス軽減などの様々な効果を発揮します。アロマテラピーに効果がある理由や嗅覚に関して詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください→嗅覚の3つ特徴を理解してアロマテラピーの香り効果を楽しむ方法

 

 

 

 

 

睡眠障害に効果的なアロマテラピーの使い方

 

ここからは睡眠障害でお悩みの方々が、日々の生活でアロマテラピーを取り入れる方法をご紹介していきたいと思います。まずは簡単な方法から実施してみて、アロマテラピーが良いなと感じていただけたら応用してみてください。

 

研究で使用されたアロマオイルを使ってみる

今回の研究で使用されたのはプラナロム/ケンソーの「ラベンダー」と「オレンジスウィート」になります。アロマストーンやティッシュにアロマオイルを2滴垂らして、寝る前に枕元に置いてみてください。アロマオイルはラベンダーかオレンジスウィートのいずれかを2滴でも良いですし、1滴ずつでも良いです。寝付けないことでお困りの際はラベンダー、寝ても起きてしまう方はオレンジスウィートが良いでしょう。プラナロム/ケンソーの商品は100%オーガニックであり有効成分の品質管理が徹底されているので、最初にアロマテラピーでお使いになるのであれば特におすすめです。

 

 

ブレンドされた商品を使ってみる

アロマテラピーは複数のアロマオイルをブレンドするほうが効果的ですので、アロマテラピーに慣れてきたらご自身でブレンドして、いろいろなものを作ることがおすすめです。まずは市販にブレンドされたものを試してみて、アロマテラピーが良いと感じたらアロマオイルを購入されても良いと思います。

 

プラナロム/ケンソー 「プロヴァンス」

プラナロム/ケンソーから発売されている「プロヴァンス」は、ラベンダーやレモン、ローズマリーなどがブレンドされたアロマオイル100%のルームコロンです。ラベンダーの香りに柑橘系のレモン、スッキリした香りのローズマリーがマッチしていて、ラベンダー畑でそよ風に揺られているようなリラックスした気持ちにさせてくれます。アロマオイル100%ですので、寝る時にアロマストーンやティッシュに2滴程度お使いになると良いと思います。

 

プラナロム/ケンソー 「シトラス」

プラナロム/ケンソーから発売されている「シトラス」は、オレンジスウィートやマンダリン、グレープフルーツ、プチグレンなどがブレンドされたアロマオイル100%のルームコロンです。癒しの香りをもつ柑橘系のオールスターのようなブレンドで、爽やかでフレッシュな香りが心地よい眠りをサポートしてくれます。こちらもアロマオイル100%ですので、寝る時にアロマストーンやティッシュに2滴程度お使いになると良いと思います。

 

ニールズヤード 「グッドナイトピローミスト」

ニールズヤードから発売されている「グッドナイトピローミスト」は、ラベンダーやマンダリン、ゼラニウムがブレンドされたアロマミストです。柑橘系の香りやフローラルな香りがバランスよくブレンドされていて、日中の活発な頭と体から眠る準備へと切り替える香りになっています。寝室にスプレーしたり、枕やシーツにシュッとひと吹きするだけなので、簡単な方法で香りを楽しむことができます。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

「ぐっすり眠れない…睡眠障害に効果的な2種類のアロマオイルの使い方」をご紹介させていただきました。睡眠障害でお困りの方に少しでもお役に立てると嬉しいです!簡単な方法でアロマテラピーを行うことができますので、ぜひ試してみてください。

 

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