スポンサーリンク
ハッピーライフ

夏バテ予防・解消に使いたいアロマ_爽やかな香りレシピと対処法

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【夏バテ予防・解消に使いたいアロマ】爽やかな香りレシピと対処法をご紹介したいと思います。

梅雨が明けて本格的な夏シーズンの到来。夏はお祭り、花火大会、フェス、旅行、海水浴など楽しみが盛りだくさん。そんな楽しい夏ですが、暑さのせいでカラダがだるく感じたり、食欲がなくなるなど、夏バテの症状に困っている人も多いのではないでしょうか?夏バテを解消するには、食事や睡眠が大切になりますが、それに加えてアロマテラピーを活用することもオススメです。アロマテラピーで用いられるアロマオイルには、夏バテ症状がおこる原因に働きかけてくれる有効成分が含まれています。症状別のブレンドレシピをご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

夏バテとはどのような状態なのか?

 

夏バテとは、カラダがだるい、食欲がない、疲れやすい、眠れないなどといった、夏の暑さによる体調不良の総称です。夏バテの医学的な定義は明確にはありませんが、夏特有の高温多湿による「自律神経の乱れ」が主な原因と考えられています。

 

夏バテの原因とは

私たちの自律神経は「交感神経」と「副交感神経」が、ほどよくバランスをとるように働いています。汗をかいたり、胃腸の動きをコントロールすることも、自律神経の働きによるもので、汗をかくように働く・胃腸の動きを抑えるのが交感神経、汗をかかないように働く・胃腸の動きをスムーズにするのが副交感神経です。30℃を超える暑さのなかでも自律神経がバランスを保とうと頑張っていますが、室内ではエアコンが効きすぎて寒いほどのときがあり、自律神経は交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできなくなり、自律神経が乱れてしまうのです。自律神経は体温調節、血圧、胃腸の働きなど、多くのバランスをコントロールしており、自律神経が乱れることで、食欲不振や睡眠障害などの身体的な不調をきたしたり、イライラしやすくなる、やる気がでないなどの精神的な不調もおこるとされています。

 

 

 

 

 

夏バテ予防・解消に使いたい代表格「ペパーミント」

 

オーガニックの有効成分が凝縮したアロマオイル(精油)には、夏バテ予防や解消に使いたい嬉しい作用がたくさん。夏シーズンで乱れてしまった自律神経のバランスを整える作用などによって、夏バテ症状を緩和するために働きかけてくれます。代表的なアロマオイルをご紹介しますので、チェックしてみてください。

 

ペパーミント

スッキリとした爽快感のある香りで、多くの人に親しまれるペパーミントは、歯磨き粉やガムなどに用いられることでもお馴染み。スペアミントとウォーターミント交配種であるとされ、古くから食用・薬用としても世界中で親しまれてきました。ペパーミントの爽やかな香りには、体感温度を4℃低下させる効果や、汗を抑える効果が研究によって報告されており、夏場に用いたい嬉しい作用を持ったアロマオイルです。暑さで体がダルいとき、やる気がでないときなど、リフレッシュしたいときにはピッタリ。また消化器系の働きを調整して消化を促進してくれる作用や、吐き気を抑える作用、ストレスなどによっておこる腹痛や下痢、頭痛・偏頭痛の緩和など、数多くの用途にも効果的です。これらはペパーミントに含まれる香り成分の「メントール」の働きが関与しているともされており、さまざまな症状に働きかけてくれます。

 

ペパーミントを使いたい夏バテ症状

体がダルい、やる気がでない、イライラ、ほてり、吐き気、頭痛、腹痛

ペパーミントの使い方

元気を与えてくれるペパーミントの香りは日中に使うと良いでしょう。アロマディフューザーやアロマスプレーで、スッキリとした香りを部屋に満たしてあげてください。そのほかにはダルさを感じたときや、やる気がでないときに、ペパーミントのアロマオイルをティッシュやコットンに2滴垂らして、深呼吸するように吸入する方法もオススメ。清涼感と爽快感のある香りが、気分をリフレッシュして元気を与えてくれます。

 

ふみや
ふみや

ペパーミントのアロマオイルには、夏バテ予防・解消に嬉しい作用がたくさんあります。夏シーズンに使いたいアロマオイルの代表格でもありますので、ぜひ試してみてください

 

 

 

 

眠れない夜、夏カゼのときに役に立つ「ラヴィンツァラ」

 

ラヴィンツァラはマダガスカル語で、カラダに良い葉ともよばれています。ラヴィンツァラに含まれる香り成分の「1•8シネオール」は、医薬品にも用いられるほど、優れた呼吸器の抗炎症作用や抗菌作用を持っており、カゼやインフルエンザなどの感染症予防や症状緩和作用など、幅広い効能があることでも知られています。フランス語でラベンサラと呼ばれる植物と混同されることが多く、ラヴィンツァラが正式名称となりました。ラヴィンツァラの爽やかでハーバル調の香りには、自律神経を整え気分をリラックスさせてくれたり、心地よい眠りをサポートしてくれることがわかっています。イライラしてしまったとき、寝苦しい夜、夏カゼをひいてしまったときなどに使うと良いでしょう。ラベンダーとも香りの相性が良いので、就寝時にブレンドして使うこともオススメ。

 

ラヴィンツァラを使いたい夏バテ症状

イライラ、眠れない、夏カゼ(喉の痛み、咳、鼻水など)

ラヴィンツァラの使い方

夜のリラックスタイム、就寝時にラヴィンツァラの香りを使うことで、1日を通して疲れた心身のストレスを癒して安眠へと導いてくれます。ベッドの脇にアロマストーンを置いて、ラヴィンツァラのアロマオイルを6滴程度垂らしたり、アロマスプレーで枕やシーツなどの寝具に、シュッとひと吹きすれば、爽やかでハーバル調の香りが優しく包み込んでくれます。アロマスプレーを作ると寝具に使えるだけでなく、夏カゼを引いてしまったとき、夏カゼを予防したいときにマスクにも使うことができるので便利です。アロマスプレーの作り方は下記の記事を参考にしてみてください。

 

ふみや
ふみや

ラヴィンツァラのスーッとするハーバル調の香りは、慣れ親しんでいくと心地よく感じます。個人的に私はとても好きな香りです

 

 

 

 

ダルい、やる気が出ない、食欲不振に効果的「ベルガモット」

 

ベルガモットの名前はイタリアの小都市ベルガモで、この木が最初に栽培されたことに由来すると言われています。柑橘系のフレッシュな香りに甘さが加わった、透明感のあるアロマオイルの香りは、気分をリフレッシュさせてくれ、気持ちを明るく前向きにさせてくれます。ベルガモットは「天然の抗うつ剤」と称されるほどの、素晴らしい作用による精神面へのケアを得意としており、アロマオイルの香りは自律神経を整え、不安やストレスなどを癒してくれます。ベルガモットの柑橘系のフレッシュな香りと心への作用を有効活用することで、夏バテによるダルい、やる気がでないなどの気持ちをケアすることができます。またベルガモットに含まれる香り成分のリモネンは、胃腸の調子を整える作用があるため、食欲不振の解消にも役立ちます。ベルガモットはゼラニウムやラベンダーなど、多くのアロマオイルとの相性も良いので、ブレンドして使うこともオススメです。

 

ベルガモットを使いたい夏バテ症状

体のダルさ、やる気がでない、食欲不振、イライラ、眠れない

ベルガモットの使い方

精神的に疲れたとき、ダルくて体が重いときの心のケアとして、また夜のリラックスタイムでの癒しの香りとしてなど、幅広い用途で使うことができます。ベルガモットには幸せホルモンとよばれる「セロトニン」を増やす作用もあり、ベルガモットだけでもフレッシュな香りを楽しむことができますし、ほかのアロマオイルとブレンドしても良いでしょう。アロマディフュザー、アロマストーン、アロマスプレーなど、ご自身の好きな方法で香りを使ってみてください。

 

ふみや
ふみや

癒し作用のある柑橘系アロマオイルの代表格ベルガモット。年齢性差問わず好まれる香りです

 

 

 

 

むくみ、夏の冷え症を解消する心強い味方「ジンジャー」

 

室内ではクーラーが効きすぎて寒く感じることも多いのではないでしょうか?夏はクーラーにあたり過ぎてしまったり、冷たい飲み物や食べ物のとり過ぎることによって、水分を出すことが滞る「むくみ」が起こりやすい季節でもあります。そのようなむくみ、夏の冷え症にはジンジャーのアロマオイルを活用しましょう。

 

ジンジャー

日本はもちろん、世界中でスパイスや薬用と用いられてきた生姜。その生姜の根から採油されるジンジャーのアロマオイルは、ピリッとしたスパイシーな香りが特徴的で、その香りには落ち込んだ気持ちに活力を与えてくれます。日本でも食欲増進、消化促進の作用があることが有名なジンジャーですが、アロマオイルにもその嬉しい作用があり男性にも人気のある香りです。またジンジャーのアロマオイルには血行を良くしてカラダを温める作用があるため、クーラーなどで冷たくなってしまったカラダへと、またむくみの解消へと働きかけてくれます。

 

ジンジャーを使いたい夏バテ症状

むくみ、冷え、やる気がでない、食欲不振

ジンジャーの使い方

血行を良くしてカラダを温めるジンジャーのアロマオイルは、マッサージオイルとして、またアロマバスとして活用すると良いでしょう。グレープシードオイルなどのキャリアオイル10mlに、アロマオイルを4滴加えることで、簡単にマッサージオイルを作ることができます。作ったアロママッサージオイルを20分間むくみの気になる部分を中心に、優しくマッサージしてあげましょう。また食欲がないときは、アロママッサージオイルをみぞおちのあたりに塗って使うことで、食欲を増進させてくれる効果が期待できます。アロマバスとしてジンジャーを活用すれば、クーラーで冷えてしまったカラダをポカポカに。アロマバスの入浴方法は下記の記事を参考にしてみてください。

 

ふみや
ふみや

滋養強壮作用に優れていることでもお馴染みの生姜。アロマオイルにも夏場に使いたい嬉しい作用がたくさんあります

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「【夏バテ予防・解消に使いたいアロマ】爽やかな香りレシピと対処法」をご紹介させていただきました。オーガニックの有効成分が含まれたアロマオイルには、夏バテに役に立つ作用がたくさんあります。心地よい香りで心とカラダをケアして、夏を思いっきり楽しんでください。ご紹介した内容が皆さんのお悩み解決に少しでもお役に立てると嬉しいです。アロマテラピーは簡単な方法でも使えますので、よかったら試してみてください。夏シーズンの素足のニオイが気になる人はこちらの記事がオススメです。

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました