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身体のケア

乾燥肌スキンケアに効果的な4種類のアロマ_保湿作用のある改善レシピ

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【乾燥肌スキンケアに効果的な4種類のアロマ】保湿作用のある改善レシピについてご紹介したいと思います。

肌がカサカサして潤いが感じられない、ふとした時に気になる口元。乾燥肌は空気が乾燥した季節にだけおこると思われがちですが、効きすぎるエアコンや照りつける太陽からの紫外線など、さまざまな要因によっても乾燥がおこり、最近では1年を通して肌トラブルに悩む人が増えています。そんなときにはアロマテラピーがおすすめ。アロマテラピーで用いられるアロマオイルが、肌トラブルを解決するために働きかけてくれます。効果的なアロマオイルと、簡単なアロマテラピーの使い方をご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

乾燥肌スキンケアに効果的な4種類のアロマオイル

 

オーガニックの成分が凝縮されたアロマオイル(精油)には、肌に潤いを与えてくれる保湿作用や、肌トラブルを改善してくれる有効成分が含まれています。そのなかでも乾燥肌のスキンケアに使いたいアロマオイルは、カモマイル、ラベンダー、サンダルウッド、ゼラニウムのアロマオイルです。これらのアロマオイルを用いた研究では、肌の保湿作用が認められた報告もあり、心地よい香りで癒しも届けてくれます。美しい肌のためのケアと、ストレスケアを同時におこなってくれる、乾燥肌の人にとって嬉しい作用がたくさんあるのです。

 

乾燥肌のスキンケアに使いたいアロマオイル

  • カモマイル
  • ラベンダー
  • サンダルウッド
  • ゼラニウム

 

アロマテラピー研究

乾燥肌を有する高齢者60名を対象に、カモマイルとラベンダーを使用したアロマトリートメントを行なった群、オイルトリートメントを行なった群、何も行わなかった群での、皮膚水分レベルの変化を比較検討した。結果としてアロマトリートメントを行なった群において、全身の皮膚水分レベルが改善され、その効果は2週目以降で特に優れていた。アロマトリートメントはカモマイル、ラベンダーを2:1でブレンドして、キャリアオイルで3%に希釈したものを使って、入浴5分後に1回10〜15分間、週2回、4週間にわたって行われた(研究①)。

 

ふみや
ふみや

アロマトリートメントは、潤いのある美しい肌に導いてくれる効果が期待できるのです!ご紹介した研究以外にサンダルウッドやゼラニウムを用いた研究でも、皮膚水分レベルを高める効果が認められた研究や(研究②)、オイルトリートメントよりもアロマトリートメントを行ったほうが、肌の保湿レベルが高かったとの研究報告があります。(研究③)

 

 

 

 

1年を通しておこる乾燥肌の原因とは

 

乾燥する寒い冬や季節の変わり目など、季節によって肌が乾燥しやすくなります。顔はもちろんのこと、腕や脚の乾燥も気になる人も多いのではないでしょうか?乾燥肌とは、肌の水分や皮脂が不足して潤いがなくなっている状態で、ドライスキンともよばれます。肌の水分保持を担う「バリア機能」が弱まることでも、肌から水分が失われ乾燥した状態になります。乾燥肌がおこる原因は季節だけでなく、生活習慣やさまざまな原因が関わっているのです。主な原因を紹介しますのでチェックしてみてください。

 

肌のターンオーバーの乱れ

肌の細胞は新陳代謝によって、約28日間で古いものから新しいものへと生まれ変わっていきます。この仕組みを「ターンオーバー」といい、規則正しく行われることによって、さまざまな刺激から肌を守るバリア機能が保たれます。しかし睡眠不足やストレスなどの生活習慣の乱れによって、このサイクルが乱れることで、肌のバリア機能が低下し、水分が外へ逃げやすくなるとされています。乾燥肌を治すためには保湿することも大切ですが、規則正しい生活を心がけ、ビタミンやミネラルなどをバランス良く摂取するようにしましょう。またストレスをためずリラックスすることも効果的です。

 

冷房・暖房による乾燥

エアコンは空気中の水分も一緒に吸収してしまう仕組みのため、冷房でも暖房でも注意が必要です。乾いた空気は肌の水分を奪い、バリア機能を低下させます。冷房によってカラダが冷えていくと、血行不良になり乾燥が加速されてますので、加湿器を使ったり、冷房・暖房を効かせすぎないなどの工夫をすると良いでしょう。

 

紫外線

照りつける太陽による紫外線も乾燥肌には大敵です。肌のバリア機能として働く角質層には、異物の侵入を防いだり、体内の水分が外に逃げるのを防ぐ働きがありますが、その角質層はストレートに紫外線によってダメージを受けてしまうため、肌のバリア機能が低下すると考えられています。そのため紫外線防止効果のあるファンデーションを使うなどして、紫外線から肌を守るようにしましょう。

 

ふみや
ふみや

冬の季節だけでなく夏にも乾燥には注意が必要です。まずは生活習慣を改善させたり、ストレスをためないための心のケアをおこなうと良いでしょう。

 

 

 

 

乾燥肌スキンケアのためのアロマテラピー

 

保湿作用があり乾燥肌スキンケアに使いたいアロマオイル(精油)である、カモマイル、ラベンダー、サンダルウッド、ゼラニウム。これらのアロマオイルを用いたアロマトリートメントには嬉しい作用が数多くあります。市販のアロマトリートメントオイルを購入されても良いですし、ご自身でブレンドしてクラフトする方法もオススメです。

 

アロマトリートメントオイルの作り方

ガラス瓶にキャリアオイル10mlをいれ、アロマオイルを4滴(フェイシャルの場合は2滴)を加えて軽く混ぜ合わせるだけで、簡単にアロマトリートメントオイルを作ることができます。キャリアオイルには数多くの種類があり、キャリアオイル自身にも乾燥肌対策に使いたい作用があります。日焼けなどによってできたシミを抑制してくれるスウィートアーモンドオイル、優れた保湿作用とビタミンEが豊富なホホバオイルなどがあります。私の個人的なオススメはシアバターです。クリームのようなバター状になったキャリアオイルで、高い保湿作用があり、皮膚の再生を助け、皮膚を柔軟にすることから老化によるシワも予防してくれる効果が期待できます。いろいろな特徴がありますので、ご自身の好きなキャリアオイルを選んでみてください。トリートメントはお風呂上がりにおこなうことが効果的で、1回15分間、週2〜3回程度、乾燥が気になる部分を中心に優しくなでるようにマッサージしてあげると良いでしょう。

 

 

カモマイル

古くから薬草としても使われてきたカモマイル(カモミール)は「大地のリンゴ」というギリシア語に由来しており、その名の通りリンゴに似た甘酸っぱさを持った心地よい香りが特徴的です。神経のバランスを回復させる作用があり、海外ではうつ病や精神疾患に用いられるほど優れた作用を持っています。緊張やイライラを強く感じる方はカモマイルローマン、アレルギーやアトピー性皮膚炎などによって肌が乾燥する方はカモマイルジャーマンが良いでしょう。カモマイルジャーマンに含まれる「カマズレン」には抗ヒスタミン作用があり、炎症や肌荒れを抑える作用を持っているため、肌のかゆみにも使いたいアロマオイルです。

 

ラベンダー

アロマテラピーの万能精油ともよばれ、多くの人に親しまれているラベンダー。なかでも真正ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)の品種は、爽やかな甘酸っぱい香りが特徴で、もっともラベンダーらしい香りと称されます。ラベンダーには、肌の細胞を活性化する作用があり、保湿作用とともに乾燥で悩む肌トラブルに優しく働きかけてくれます。また癒やしの香りの代表格でもあるラベンダーのアロマオイルは、不安やストレス、憂鬱な気分、イライラしてしまう気持ちに癒しを与え、リラックスさせてくれる作用に優れています。リラックス作用は多くの研究でも効果が認められており、甘酸っぱい香りで安眠へと導いてくれる嬉しい効果も。その理由として幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」を増やす作用が関与しているともされており、乾燥肌で悩む心身のケアとして用いたいアロマオイルのひとつです。心地よい眠りをサポートしてくれるため、夜のリラックスタイムに使うと良いでしょう。

 

サンダルウッド

サンダルウッドは、日本では白檀(ビャクダン)の名前で親しまれ、扇子やお香の原料としても用いられてきました。インド原産の植物であるサンダルウッドのアロマオイルは、甘く上品な深みのあるオリエンタル調の香りで、心を落ち着かせてくれるため瞑想やヨガに好んで使われてきました。不足した水分を補い乾燥肌の保湿として、またリンパや血流の滞りを解消する作用もあるため、むくみの改善やセルライト除去として幅広く活躍してくれます。オキシトシンと同じように幸せホルモンとよばれる「セロトニン」を増やす作用もあるので、心のケアにもオススメです。私はサンダルウッドの香りが好きで使うのですが、クローブ、パチュリー、ロックローズとブレンドすると、香りに深みが増すのでよかったら試してみてください。

 

ゼラニウム

ゼラニウムはニオイゼラニウムあるいは、ローズのような甘美でセクシャルな香りを持つことからもローズゼラニウムとも呼ばれます。ゼラニウムのアロマオイルはローズの香りに、ミントのようなグリーン調がアクセントとして加わったような香りが特徴です。ゼラニウムに含まれる香り成分のゲラニオールには、皮膚にハリを与え美しい肌にしてくれる作用や、皮脂のバランスを整えてくれたり、優れた抗菌作用からもスキンケアとしても広く愛用されています。また心地良い香りによってホルモンバランスを整える作用も認められており、イライラしてしまうなどの月経前症候群、ホットフラッシュなどの更年期障害の症状緩和にも効果的です。ゼラニウムは女性にとって嬉しい作用がたくさんあるので、活用したいアロマオイルのひとつです。

 

プラナロム/健草医学舎 Sタイプマッサージオイル

プラナロム/健草医学舎から販売されているSタイプは、ラベンダー、カモマイル、ティートゥリー、パルマローザなどのアロマオイルが、キャリアオイルにブレンドされたマッサージオイルです。フローラルな香りや、爽やかな香りがバランスよく配合され、心地よくも優しい香りになっています。アロマテラピーを使ったことがない人にも馴染みやすいので、まずはSタイプを試してみることも良いと思います。プラナロム/健草医学舎はオーガニックのアロマオイルでありながら、有効成分の管理も徹底されている高品質な商品を取り扱っているため、アロマテラピー経験者からも人気のブランドです。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「【乾燥肌スキンケアに効果的な4種類のアロマ】保湿作用のある改善レシピ」をご紹介させていただきました。アロマオイルには乾燥肌に嬉しい保湿作用だけでなく、さまざまな角度から肌トラブルを改善するために働きかけてくれます。心地よい香りによって心に癒しも届けてくれますので、心身のケアにピッタリなのです。

アロマテラピーとしてアロマオイルを使う場合は、「精油」もしくは「エッセシャルオイル」と記載された良質なオイルを選ぶようにしてください。100円均一などで販売されているアロマオイルは、合成香料が使用されているため、精油本来の有効成分が入っていません。香りを楽しむだけであれば、100円均一のアロマオイルも良いのですが、効果を期待して使う場合には、良質な精油を使うようにしましょう。プラナロム/健草医学舎、生活の木、ニールズヤードなど、アロマ専門店から購入するのがオススメです。ご紹介した内容が皆さんのお悩み解決に少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

 

 

参照:研究①The Effect of Aromatherapy on Elderly Persons With Dry Skin、研究②Effects of aroma massage on pruritus, skin pH, skin hydration and sleep in elders in long-term care hospitals、研究③Aromatherapy Massage for Pain and Xerosis After Repeated Needle Insertion Into a Fistula Arm in Hemodialysis

 

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