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身体のケア

花粉症の症状が出ている時に効果的_炎症を抑えるアロマオイルと使い方

 

こんにちはアロマ薬剤師のふみやです。今回は【花粉症の症状が出ている時に効果的】炎症を抑えるアロマオイルと使い方をご紹介したいと思います。

くしゃみ、鼻水、鼻詰まりの3大症状だけでなく、目がかゆくなったりとツラい症状が多い花粉症。花粉症の症状のせいで出かけたくない、仕事や勉強に集中できないなどお悩みではないでしょうか?花粉症の症状が出てしまった時にどのようなアロマオイルが良いのか、研究論文をもとにご紹介していきたいと思います。花粉症でお悩みの方はぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

花粉症と炎症の関係とは

 

鼻から吸い込んだ花粉が鼻の粘膜にアレルギー反応をおこすによって、花粉症がおこり「くしゃみ」「鼻水」「鼻詰まり」などの症状が現れます。

花粉症は「季節性アレルギー鼻炎」であるため、目や喉のかゆみ、結膜の充血、涙が止まらないといった症状もありますし、場合によっては眠気、めまい、頭痛、倦怠感、集中力の低下、イライラ感なども認められます。花粉飛散の時期は長いことから日常生活に支障をきたすだけではなく、精神的にも落ち込んでしまうなど心身にダメージを与えます。花粉症などのアレルギー性疾患の症状がおこるメカニズムとして、NO(一酸化窒素)などの炎症反応が関わっていることがわかっており、花粉症の患者さんではNOが増加した状態であることもわかっています。そのため花粉症の症状を抑えるために「アレルギー」「炎症」をともに抑えることが効果的になります。

 

 

 

 

 

花粉症の症状を起こす「炎症を抑える」アロマオイル

 

ティートゥリーとレモングラスのアロマオイル(精油)は、花粉症の症状を引き起こす原因の一酸化窒素(NO)を抑制する研究結果が発表されました。その他にもティートゥリーやレモングラスに効果は劣るものの、ゼラニウムとラベンダーのアロマオイルにも、一酸化窒素を抑制する効果が確認されました。この研究は帝京平成大学の丸山先生らが行なった研究で、花粉症のようなアレルギー性疾患の症状を引き起こす炎症反応に対して、どのようなアロマオイルが効果的なのかを研究するために実施されました。

 

研究内容

プラナロム社のティートゥリー、レモングラス、ゼラニウム、ラベンダー、カモミール、ユーカリのアロマオイルを使って、細胞外NOと細胞内NOを測定し比較した。結果として0.01%濃度を使用すると、全てのアロマオイルに抑制効果が確認され、0.001%濃度を使用すると、ティートゥリー、レモングラスのNO抑制効果が高く、ゼラニウムとラベンダーにも抑制効果が確認された。

精油 相対的NO量(%)
ティートゥリー 81〜85%
レモングラス 82〜91%
ゼラニウム 84〜95%
ラベンダー 86〜92%
カモミール 90〜98%
ユーカリ 93〜106%

参照:血管内皮細胞での炎症応答に対する植物精油の抑制作用の検討

 

 

 

 

 

 

【花粉症の症状が出ている時に】効果的なアロマテラピーの使い方

 

花粉症の症状でツラい時は、ティートゥリーやレモングラスのアロマオイルを使って、アロマディフューザーでしっかりと香りを吸入することがオススメです。またお出かけの際にはマスクスプレーをシュッとひと吹きすると、花粉症の症状を抑えることが期待できるだけでなく、アロマオイルの香りで明るい気分にさせてくれます。

フレッシュでスパイシーな香りが特徴のティートゥリーと、レモンを感じさせる爽やかな香りが特徴のレモングラスですが、ともに独特の香りを持っているので、香りの強さを調整したいときは、ゼラニウム、ラベンダーなど2〜3種類アロマオイルをブレンドして、アロマディフュザーで香りを吸入すると良いと思います。

 

その他にも「ロスマリン酸」とよばれるアロマオイルの成分が花粉症の症状を抑制する研究結果もありますので、ロスマリン酸を多く含む、スペアミント、ローズマリー、レモンバーム、ペパーミント、タイム、セージ、スウィートバジルなどをブレンドすることもオススメです。アロマディフュザーをお持ちでない方は、ティッシュやコットンにアロマオイルを2〜3滴垂らして、深呼吸するように香りを吸入してみてください。ロスマリン酸の研究を詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください→【花粉症のツラい症状に】アロマオイルの効果的なレシピと使い方

 

 

生活の木 「スティックアロマ ハッピーノーズ」

生活の木から発売されている「スティックアロマ ハッピーノーズ」はティートゥリーやユーカリ、メントールがブレンドされた、キャップを取るだけで簡単、いつでも、どこでも香りが楽しめる、鼻に抜けるようなスッキリとした香りが特徴のスティックタイプのアロマです。持ち運びにも便利なので、外出先でサッと使うこともできますし、アロマディフューザーをお持ちでない方が、アロマテラピーを試すにもお手頃なのでオススメです。

 

生活の木 「マスクスプレー ティートゥリー」

生活の木から発売されている「マスクスプレー ティートゥリー」は、ティートゥリーとペパーミントのアロマオイルがブレンドされたマスクスプレーです。爽やかなフレッシュな香りが特徴で、マスクの外側に2〜3回スプレーするだけで使うことができます。花粉症でツラくても出かけないといけないときに、心強い味方になってくれます。

 

プラナロム 「アロマオイル」

今回ご紹介した研究でも使われたのがプラナロムのアロマオイルです。プラナロムはオーガニックでありながら、有効成分の管理も徹底されているため、アロマテラピーの経験者からも人気のブランドです。しっかりと効果を実感したいときなどにオススメで、他のブランドよりお値段は高くなってしまいますが、ご自身でアロマオイルをブレンドするときなどに使ってみてください。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

「【花粉症の症状が出ている時に効果的】炎症を抑えるアロマオイルと使い方」をご紹介させていただきました。皆さんのお悩みの解決に少しでもお役に立てると嬉しいです!アロマテラピーも簡単な方法で行えますので、ぜひ試してみてください。

 

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